HICOSAKA “Denim Roll Hat”
HICOSAKAの「デニム ロールハット」をご紹介します。
意気揚々とバスに乗りましたが案の定というか何というか、大事なネックピローを忘れます・・
首とともに腰までしんどくなった久々の出張。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年のゴールデンウィーク、長い方なら10連休だというのを見ました。
遠くに出かけるなんて予定の方も多くいるのかと。
道中の快適グッズは色々あると思いますが、私はやっぱりネックピロー推し。あと耳栓。
その他で何かお薦めありましたら、そっとタレコミくださいませ。
それではヒコサカさんのロールハットを見ていきます。
その前に《ロールキャップ》とは何ぞや?からでしょう。
名称としては後付けで、元来は“フィッシャーマンキャップ”でひと括りされていたモノ。
『ツバのない丸型+耳にかからない浅めの着用感』
おおむねこの2点がデフォルトになるだろうと思います。漁師さんが愛した被り物。
端的に言えば“ワッチキャップの布帛版”くらいの位置づけかも知れませんが、この手の帽子、
洋の東西を問わず比較的ポピュラーな存在です。俗に言う《チャイナ帽子》なんかもその系統。
我々世代だと『チャオズの帽子』で通じんじゃないでしょうか?
無駄なく生地を使える&頭部に密着させる意図から、半球状の丸型なのは述べました。
ただそのままですと、ヒネリもないしコミカル?な印象を与えそうな。
そこで考えたのは『高さを出す』ということ。ハットで目にする“中折れ”型を組み込みました。
自分は浅めの丸型、チャオズしかりジョー・ザヴィヌルさんのイメージ?から遠い目で眺めがちでした。
今回↑を試してみて評価が一変。こういうのを待ってましたというのでテンションが上がります。
『ツバのない中折れハット』、その着眼点に新鮮さを覚えたわけで。
ネーミングがロールキャップじゃないのは、↑この被りかたで明らかになるはず。
《バケットハット》との2WAYで楽しんでいただけます。
折り返しを下げるだけで簡単に切り替えられますが、その際後ろのストラップは広げて
いただく必要があるかも知れません。
季節柄、日差しの強さが出てくる頃でしょうから、屋外ではバケットハット、
室内に入ったらロールハットに戻すなんていう使い方も良いんじゃないでしょうか。
冒頭の画像でもご覧いただけるように、NATOベルトやループフックから成る“HICOシステム”が
あるだけで、機能面とヴィジュアル面で太鼓判を押せるひと品。よそさんとの違いがここに。
あと安っちいデニムでなく、11.5オンスの漢気感?あるしっかり風合い+ふかふかのツバ芯の
相乗効果もあり、被り心地のやわらかさに意外性を覚えました。
一部でデニムの復権が叫ばれているようなので、今の気分を押さえているのも好印象です。
駆け足ですがHICOSAKAの「デニム ロールハット」をご紹介しました。
かたちとして興味のあったロールキャップ、些細な理由で遠ざけていたものの、
今回の↑なら食わず嫌いをクリア。イメージを変える良品に出会えたように思います。
あと密着しやすい従来型に比べ、高さやディテールで“隙間”が生まれることもあって、
帽子内が蒸れにくい=快適さにつながっているのもメリット。
キャップではなくハット側からアプローチしてみたヒコサカさんのNewモデル。
皆さんにもぜひ私の興奮ぶりを共用していただければと思います。
それでは宜しくお願いします。