comm. arch. “Alpaca Wool Patched C/D”
comm. arch. “Alpaca Wool Patched C/D”
comm. arch.の「アルパカウール パッチド カーディガン」をご紹介します。
開店前に久々のパトロール(単なる街中散策)をしたのですが、駅前の見慣れたコンビニが
なくなっていることに気付き愕然・・歩かないと分からないことも多いわけで。
狭い範囲であれだけの数あれば、まぁそうだよなと思ったりした朝。
で裏道をとぼとぼ歩いていると、杖を突いたおじいさんとすれ違います。
すれ違った後に違和感を覚え、もう一度ルックバック。『あれ、“竹刀”だよな・・』
竹刀を持ってウロウロする光景、昭和の体育教師?だけかと思っていましたが、
日常生活の中で遭遇するとは驚きです。
でそれがおじいさんにとっては具合が良さそうで、ツバに手を乗せ剣先を突いて軽快に歩行。
その発想はなかったと妙に感心した朝の出来事でした。
教訓めいたものは一切ない話ですが・・定期的に朝のパトロールをしようとは思った次第で。
comm. arch. “Hand framed Alpaca Wool P/O”
前置きが長くなったのでスピードアップ。コムアーチさんのカーディガンを見ていきます。
本題に入る前に↑挙げたのは、《アルパカウール》が初登場した頃の投稿。
この辺をきっかけにコレクションでは欠かせない素材にステップアップしたはずなので、
理解を深めるには目を通しておくべきかと思います。
共通項のあるアイテムで、まずはどんなものかを押さえておいていただければと。
アルパカウールという共通点はあっても、今回はそこからブラッシュアップしてまして、
毛足の長さは控えめに、肉厚で重量感のあるふわもこ風味(?)が強まります。
こうするとアイテム製作の選択肢が増えるというもので、これまでになかったモデルで提案。
《ニットブルゾン型カーディガン》が生まれました。
丸襟のカーディガンは世に多くある中で、サイドポケット付きというのは新鮮です。
かつそれがスラッシュポケットともなれば、普通のカーディガン⇔トラックジャケットな
2WAYでの着こなしが可能になるという狙い。
ボタンを閉めてのインナー的カーディガンから、パーカと重ねての羽織り的アウター使いまで、
想像をふくらませるのが楽しみなお品になりました。
エルボーパッチが《インターシャ》なんて・・この辺が毎度感心してしまうポイント。
インターシャは『クリスマスに着るダサいセーター』や柄入りのソックスで見かけますが、
ジャカード編み(うちだとジャミーソンズですね)の糸渡りがないので、表面の仕上がりが平らで
糸の引っ掛かりを気にせずストレスフリーでお召しいただけるもの。
セーターのエルボーパッチだと、スエードが縫い付けてあるモノもありますが、
アレって洗濯をミスると革が縮んでヒドい状況に陥ったりしますので、
こういうやりかたはヒジデザイン?好きの方なら歓迎されることでしょう。
アイデアと編み方とのナイスコンビな好例としてご覧ください。
こういうとこ見ると、コムアーチさんが抜かりなくて良いなと思います。
アウター的に羽織るんならそれなりに強度は必要なわけで、ボタン付けが“根巻き”なのは
泣かせるフレーズ?です。意外と見落としがちなポイント。
加えて“肩線が斜めってる”のも興味深く見ています。ジャケットではよく見かける仕様を
ニットに用いているのはユニークです。運動量を確保する冴えたやりかた。
カーディガンではありますので、カットソーやシャツの上から羽織る限りで良いとは思います。
丸襟のTシャツでないとダメと言うことはありませんので。
個人的にはVネックよりシニア度?が薄いと思っているので、幅広い組み合わせを楽しめるのかと。
スウェットパーカあたりとのセットを撮影して、コーディネイトページを更新する予定です。
ざっくりcomm. arch.の「アルパカウール パッチド カーディガン」をご紹介しました。
今季はさんざんパーカ&カーディガンを推してきましたが、後者でのトリを飾るコチラも
皆さん関心を持ってご覧いただけているようで何よりです。
これからの時期なら薄手モデルを選ぶより厚みがあるモノ、と言いつつアウターの内側で
かさ張らないなんていうバランスの良さも、私的な魅力とも言えます。
前評判も高かったカーディガンです、改めてご覧になってみてください。
宜しくお願いします。