EEL Products “Bakery Jacket&Sun Pants Corduroy Ver.”
EEL Products “Bakery Jacket&Sun Pants Corduroy Ver.”
EEL Productsの「ベーカリージャケット&サンパンツ コーデュロイ Ver.」をご紹介します。
ホットな話題ですと「松本マラソン」でしょうか。
店に向かっての道すがら、和太鼓の重低音が朝から轟きます。ランナーの方に向けての
景気づけ?なのかもしれません。メイン通りまで足を延ばしてちょっくら眺めてみることに。
めちゃめちゃ強風の悪コンディションでしたが・・無事完走されることを祈りばかりです。
眺めていたということは当然エントリーしてませんので、これに奮起してジョギングでも
始めようかと思い立ち、下準備で参加者の足元チェック。
私も道具から入りたいタイプです。厚底履きてぇなぁの不純な動機(?)であろうと、
始めようとする気持ちが大事でしょう。とりあえずランシューだけ凝視していた次第で。
そして道具を手に入れたらそれで満足してしまうタイプだとも言っておきます・・
本日はイールさんの新作ジャケット&ボトムスを。まずは「ベーカリージャケット」から。
当店では久しく並んでいなかったジャンルということもあり、再開するならロングセラーであるほうが
手堅い選択。秒速?で旅立っていった昨年の実績から、迷いなく↑を選んでみました。
以前ご紹介した「チャコールヘンリー」に共通する“ヤレ”系に属するアイテムです。
念のため注釈入れときますが、《ヤレ》は使い込んだ風合いを指すワードになります。
アイテム的には複雑な提案ではございません。3つのパッチポケットに裏地なしの一枚仕立てという、
素朴さを覚える構造。
ネーミングに付けられているように、ある業種のワークウェアを念頭にしての構想から、
“着丈&袖丈短め+身幅広め”というのが基本のスタイル。
小麦袋運ぶときに袖長いと汚れますから。私が勝手に思うユーロワークウェアの芳香がそこはかと。
ユーロフレーバーが薫ってきたのは、↑が関係してのこと。
隠れボタンを留めれば《カバーオール》の出来上がり。2WAYで楽しめる仕様になっています。
襟を立てる着こなし方は最近目立ちませんが、こと冬に限れば防寒の意も出てくるだけに、
こういう風にも着られるのは、意外性のあるオプションとして歓迎です。
スーツ畑にいた自分からすると、ラペルのフラワーホールって本来は↑この着方をするための
軍服由来のモノだけに、親近感を覚えたりそうでもなかったり?
セットで着る/着ないに関わらず、共生地でボトムスがあるんなら揃えたいと思ってしまうのも、
スーツ畑の出自からなんでしょう。無意識って怖い・・
私見ですと《8ウェルのコーデュロイ》、ボトムスのほうがより魅力に映るように思います。
トップスがツイードジャケットやフィッシャーマンセーターであっても、ボリューム感で素材負けしない
生地で真っ先に挙がるのはコーデュロイではないかと。
サンパンツにつきましては長らく扱っているスーパーロングセラーなお品です。
コチラから一覧できますので、つまみ読みくださいませ。
私は全然気が付かなかったのですが、春の入荷分から一部でブラッシュアップされてたようです。
それが↑で指し示したとこ。スラックスで言う天狗(テング。内掛けボタンのこと)の追加。
最近はタックイン=裾を入れる、ウエストを見せる穿きかたも増えましたが、
以前の仕様だと後ろのゴムに引っ張られて前が吊れてしまう見え方が続出。
要は生地の吊れが太って見えてしまうということがありました。その解消になります。
なんのこっちゃ・・?な方は細かくご説明しますので、お気軽にお問い合わせください。
駆け足でお送りしましたEEL Productsの「ベーカリージャケット&サンパンツ コーデュロイ Ver.」。
こちらも近日中にはコーディネイトページにて掲載(仮)しますが、抗しがたいセットアップへの魅力で
推しつつ、評判の続くシリーズなだけに、単品でも同様な魅力を備えるアイテムだと思います。
ヤレ感を活かしたヴィンテージ風味を楽しむも良し、コーデュロイのウォーム感を活かした冬コーデにも良し。
皆さんの考えるスタイリングにお役立てくださいませ。
それでは宜しくお願いします。