comm. arch. “Co.Wo. Herringbone Trousers”
comm. arch. “Co.Wo. Herringbone Trousers”
comm. arch.の「C/W ヘリンボーントラウザーズ」をご紹介します。
140年ぶりの天体ショーという話を聞き、トイレの小窓(・・)からのぞいたら見慣れた満月です。
ん?普通だなと思っていたら『19日』の文字が・・
急いては事を仕損じる、それを文字通り味わうことになる前日の夕方。
慌てなさんなという声が聞こえましたので、ブログを書いて気を落ち着けましょう。
早速手を進めていきます、コムアーチさんの〇〇トラウザーズ。
ご好評いただいているトラウザーズシリーズということもあり、私の気質上
『同じモデルの生地違いをオーダー』していたんだろうと思ってました。
しかし今回のボトムス、よく見ると若干違う気が・・
ここでも急いては~が適応されてしまうわけですが、基本の構造・スタイルは共通していて
わずかにディテールが更新しているのが今回のお品です。
よって過去の投稿も役には立つだろうということで↑のバナーを挙げてみました。
コムアーチさんのボトムス自体の歴史が振り返れますので、まずはご覧くださいませ。
先行のイージートラウザーズと異にするディテールですと、『腰周り』が挙げられます。
“サイドアジャスター+ベルトループ”に改めています。
改めると言いましても基本スペックは一緒です。
後ろ半分にゴムを入れてギャザーを寄せた仕様であることから、ベルトなしで着用可。
実質イージーパンツとしてご利用いただけることに変わりはありません。
前方でコードを結ぶ必要がない分だけ、取り回しはラクになるはず。
↑この角度で見ても斜め切りしたケツポケットのユニークさ、想像いただけるんじゃないかと。
『困り顔の眉毛』(?)感は別画像でも確認いただけます。
冒頭のバナーからも“裾が完全にダブル”にしてあることはあえて取り上げず、
裏側のほうに目を向けてみましょう。親切設計になる《裏地》の存在。
ウールのトラウザーズ/スラックスであれば、前方のヒザ下まで裏地を付けているはずです。
ツルっとしたキュプラだったりポリエステルだったり。
↑も当然付属している訳ですが、生地が“コットンツイル”であること+“前後丸々覆うように”
付けたことに感心しきり。こういうところに手を抜かないのは好感度も上がります。
『生地を貫通するようなすきま風をシャットアウト&とチクチク当たる肌触りの悪さを遮断』、
効果てき面な良質ディテールのひとつ。
ヘリンボーンのボトムスというだけで発注のハードルが下がりがちなのに加えて、
それが“ローデングリーン”であれば無条件に選んでしまう・・こればかりは曲げられません。
正確に言いますともう少しミドリ味が強い、濃い目のモスグリーンを指す気がします。
ただ私にとっては冬のチロル地方を思わせる深緑であれば、なんでもウェルカム。
あの人の影響を引きずって今に至っているような。
ツイードを思わせつつ、コットンウールで扱いやすさを出したヘリンボーン生地。
目を凝らして確認ください。
これからの季節向けということもあり、春夏のイージーパンツに比べますとレングスは2cmほど長め。
大勢に影響はなさそうですが念のため。
長くなったことでかえって不安感が解消された方も多そうですし、長きゃ長いで裾直ししたり
ロールアップで対応も出来ますので、その辺はご心配なさらずに。
comm. arch.の「C/W ヘリンボーントラウザーズ」、お送りしてきました。
このトラウザーズシリーズはコーデュロイから開始→絶賛につき定番化という経緯があり、
ウールのイメージよりそちらを思い描く方がいらっしゃるかも知れません。
ただ私も含めて冬に穿くツイードやフラノ他の、《ウールパンツ》に憧れを持つ方が多いのも事実。
評判の続くボトムスを手にするには良い機会だと思いますので、
ぜひお試しになってみてください。
宜しくお願いします。