HAWKWOOD MERCANTILE “Overall Trousers”
HAWKWOOD MERCANTILE “Overall Trousers”
HAWKWOOD MERCANTILEの「オーバーオール トラウザーズ」をご紹介します。
不定期でお店に届く商品に関しては、なるべく間髪を入れずアップするようにはしています。
で、急を要するモノじゃなければやんわり放置。
タイミングを見てご紹介というのがいつもの流れというわけです。
ただ時々タイミングを見誤る→単なる物忘れという致命的なミステイクをする場合があり
油断なりません。自分でやっといてアレですが・・
まぁ良く言えば気が熟した、あるいは満を持してとも言えます。
長文への気持ちがようやく整いましたので、取り掛かるとしますか。。
【New Brand】 HAWKWOOD MERCANTILE “Canoeist”
熱心なフォロワーの方でなければ新進気鋭の謎ブランド(?)に勘違いされます。
よってまずは『ホークウッドって何よ?』のおさらいを強制お薦めです。
記念すべき第一回目は5minutesの別注になる「カヌイストジャケット」。
過剰スペック過ぎてお腹一杯になること請け合い。
改めてご覧くださいませ。
出典:“British Battledress”
参考になりそうなところを色々ディグってみましたが、分かりやすくまとまっていたのは↑でした。
なんやかんやのウィキペディア、さらっと見るには助かります。
ショートジャケットとのセットになるよう考案されたトラウザーズ、
(その辺が“オーバーオール”で表わされているかと思われますが)
トップや↑のバナーから分かるように『左右非対称のポケット』が大きな特徴になります。
こういったアシンメトリーポケット、この年代を境に他国(ベルギーや北欧圏)にもオマージュ系が
出て来るようですので、確実にとは言えませんがイギリス軍から派生していったのかと。
そういう観点からして“オリジナル”と言えるアイデアです。
興味を覚えた方は出典先をご覧いただけると理解が深まると思います。
分かっている範囲でお伝えしときますと、左足のフラップ付きポケットは『地図や包帯』を
収納する用途だったそうです。
ホコリや水気を防ぐためのフタが付いてこのサイズと場所なら納得。
折りたたんだマップなら歩行中に邪魔にならない&取り出しやすい意図なんでしょう。
くだんのジャケットに比べたら作りもシンプルですし、トラウザーズの提案に則っていることから
比較的すっきりと見えるシルエットなのかと思います。
広義で言うところのカーゴパンツではありますが、我々が思い描く軍パンとは一線を画す
見てくれは、ブリティッシュスタイルの生真面目さやスマートさの現れな気がしています。
生地は何種類かのストックから選べましたが、ヴィンテージやミリタリーフリークであってもなくても
迷わずの一択で選んでみました。
我々にとって魔法の3文字=“HBT”。
ヘリンボーンツイルというワードだけで格上げ感が出てくるというもので。
厚くも薄くもない中庸な生地にも好感が持てます。
ガンガン洗って干していくことで生まれる風合いの変化・エイジング、
この生地ならではの移り行く様子をお楽しみください。
入荷してから日が経つとどうしても支障を来たします。
マイサイズがない=コーディネイトが増えない・・上手いこと画像を増やせるでしょうか・・?
やはり目を惹くポイントになるのはポケットなんだと思います。
コートの裾からのぞいたときの存在感たるや。これがシャツやカットソーに変われば、
ありきたりなベイカーパンツ勢とは大きな差がつくのは間違いないはずです。
ボトムスもコート同様エコバッグ入りになりますので、ミュージアムバッグなノリで普段使い
していただくことをお薦めします。
HAWKWOOD MERCANTILEの「オーバーオール トラウザーズ」。
『ヴィンテージミリタリーを基にしたユニークな存在』と以前ご紹介したホークウッドさん、
上から下まで揃うようラインナップは組まれていまして、複雑なギミックを堪能できる手前、
アウターの充実ぶりがよく知られているのかと。
充実と言っても型数が増えすぎてお休みになる品番も結構あるのですが、
そこを物ともせず初期から続けられているのが実はこのボトムスだったりします。
自他共にロングセラーとして認められているのは正しい見立て。
コアなミリタリーフリークの方はもとより、ユーロワークウェアの文脈から
ご覧いただくことも出来るように思います。
出自にまつわるストーリーも込みで、改めてご覧になってみてください。
宜しくお願いします。