FUJITO “Birds Eye Sweater”
FUJITOの「バーズアイ セーター」をご紹介します。
つい先日のことですが、開店時から使っています「トルソー」が壊れてしまい、ちょっぴり悩んでいます。
ちょっぴりだけに深刻ではなく、『なきゃないで良いか~』が偽らざる心境。
ただそれがないとあまりに事務所のよう(?)なので、思案している最中です。
トルソーなんて馴染みのない言葉ですのでラフな補足をしますと、
「トルソー→頭なしの半身」・「マネキン→頭から足までの全身」
ということで、ざっくり言えば形状違いのマネキンと言ったところ。
数年前から軸のプラ板が破損しており、だましだまし接着していましたがもうだませません・・
まぁ緊急を要する案件ではないので(←思い込み)、慌てることはないのですが。
今のところレディースのトルソーを目論んでますが、これがまた難しいチョイス。
ここではおもしろいモノ?は必要ないので、念入りにリサーチしたいところです。
『シャレオツショップは必ずコレ』ってのは知ってますが、トゥーマッチにも程があるおフランス製だな・・
冒頭の不毛な独り言はここまでにし、本日のお題に取り掛かります。
FUJITOさんの「バーズアイセーター」。
数年前からしっかりラインナップされるようになったニットウェアの一群。
当店も秋冬ではざっくりとした畦編みセーター、春夏でもポロシャツ他でご用意しています。
で今回、過去ご覧いただけたのと違うのは“無地でない=柄モノ”だということ。
キャリア初(間違ってたらごめんなさい)になるジャカードでの編み柄にチャレンジ。
クラシックパターンとしては身近な存在になる、「バーズアイ」が選ばれました。
裏側で繰り広げられる規則的な編み立てがあって、ようやく表側に小さな柄が現れる。
ニットウェアの神秘が垣間見える構図。
神秘ついでで言うと、映画「ウォンテッド」の中でもそんなシーンがありましたね。
モーガン・フリーマンが熱心に指令を読み解くヤツ。ありゃ機織り機からでしたが。
弾道がグニョーンと曲がる画(?)しか覚えてない方、改めて見直しましょう。
話を大幅に戻しますと、バーズアイ=鳥の目柄がアイキャッチになるのはもちろんですが、
“サドルショルダー”の肩周りやモックネック風にも見える繊細な首周りなども
見逃せないポイントなはずです。
ストレスフリーなメリノウールの糸も、チクチク感ゼロのやわらかさが特色ですので、
見て・着て楽しめるのは魅力的だと思います。
サイズも大ぶり過ぎずのレギュラー寄りということもあり、安心感を覚えやすいのも◎。
ということで早速↑のように着てみました。右側は今日の撮影でしたが・・
ネイビー×ホワイトのバーズアイ。
私は馴れたところはありますが、少し柄合いを強く思う方もいるかもしれません。
とならばまずは上から何か羽織っていただくのが得策かと。
ここに来て再び役立つ感を覚えた“ベスト”、改めて推してみたいと思います。
秋冬コレクションの新機軸になりそうな予感のする「バーズアイセーター」。
これからの季節に相応しい柄合いなのもそうですし、分厚くなくても充分に暖かい
メリノウールの質感は、重ね着を必要ない方でもうれしい限りなはずです。
柄を活かしたスタイリングのアクセントとしてお召しくださいませ。
それでは宜しくお願いします。