FUJITO “Zip Up Shirt Jacket”
FUJITOの「ジップアップ シャツジャケット」をご紹介します。
アップしてから長らく手付かずのままであったのは、
熱心な5minutesフリークの方からしますと、薄々気付かれていたことでしょう。
確か入荷自体は8月の幾日かでありましたので、クイックにご紹介しても、
それこそモォスト デンジャラス。
テリー・ファンクなみの鼻息の荒さ?では、
来たる秋冬シーズンを乗り越えることは出来ません。
機が熟するのを待つこと1ヶ月...
「時は来た!」
以下詳しく見ていくことにします。
なんだか訳の分からないプロレスネタの書き出しで、
??な方も多そうですので、ここからはいつもの手堅さを発揮していきます。
今回ご紹介する、↑のシャツジャケット。
商品ページでも触れていますが、アメカジの定番になる
“CPOジャケット”をベースにモディファイド。
秋冬のラインナップでも話題に挙がっていたアイテムになります。
CPOを元にしたジャケットは、例年用意されていることも多かったのですが、
不肖私、高校のわずかな期間に袖を通していた以来、
とんとご無沙汰していた類いのモノで、だいぶ縁遠くなっていました。
今思うと、ポケットなかったりフロントがボタンだったりと、
ポジティブなコメントは少ないのですが、
展示会で出会ったコチラはだいぶ様子が違い、
素直に好感を持てた経緯もあって、オーダーに至った記憶があります。
前身頃のUNIVERSAL・ダブルジップ、片マチ有りフラップ付き胸ポケット、
そしてハンドウォーマーの役割も備えたサイドポケットなど、
オリジナルのCPOジャケットとは異なる、現代的な機能性を重視した
ディテールの数々が、今回も光るシャツジャケット。
ミリタリーにも通じるティテールもそうなんですが、
個人的に毎度感心させられるのが、テーラードを踏まえたモノづくりの部分。
↑なんかでもうっすら見られますが、肩線をずらした前振りの袖付けや、
台襟のパーツを加えた襟腰を持たせたカラーは、
FUJITOならではのポイントだと思っています。
比較的ざっくりと作られるカジュアルアイテムを、
テーラードのテクニックを使って実直に仕上げる。
オリジナルの持つニュアンスを損わず、
動きやすさやシルエットの良さ、そしてシンプルな機能性があることで、
“FUJITOらしさ”がよく表れている。
そういう観点からも、今季のコレクションを代表するアイテムのように
勝手に思っています。
コットン×ウール混紡のやわらか起毛素材ですので、
そろそろ袖を通して出かけても、違和感を覚えにくい頃かと思います。
スタインリングうんぬんは、本日の撮影でネタが揃ったので
近日更新予定ですが、ダブルジップの良さを活かした着こなし方を
ご提案出来ればと。
フル・ハーフ・オープンと、ジップの閉めかたや開けかたで、
それぞれのニュアンスを楽しめると思いますので、
今後のご期待頂ければと思います。
商品説明の中で一箇所漏れていましたが、 左の胸ポケット、
ペンホルダーを備えたデザインです。(メガネ差しているところ)
ご参考までにどうぞ。
ようやく紹介が叶うことになった、FUJITOのシャツジャケット。
USモノに多い、ハードなオリーブドラブの色合いに比べて、
よりトーンの淡い「セージグリーン」に近いカラーリングも、
新鮮味を覚えて頂けそうなポイントだと思っています。
それぞれが思い描く秋の装いに、ひとつお役立てください。
トレンド的な捉え方だと、インナーは“モックネック”になるのかも。
長くなりそうなので...今日のところはこの辺で。
宜しくお願いします。