Style&Cordinate Vol.10
“Style&Cordinate Vol.10”
クラシカルな薫りのするアイテムを再解釈した、
ポストモダンなスタイル。
スモックやフォーマル寄りなジレ、ウィングチップのシューズや
カマーバンドのディテールなど、
トラディショナルな要素のあるアイテムを、
シルエットや着こなし方に注意して、モダンなスタイリングになるよう
意識しながら組んでみました。
ヴィンテージのミリタリーやワークウェアは、現代の衣服にも通じる
機能性などから、普遍的な魅力を備えていますが、
当時のものを改めて着ようとしても??なこともあり、
難しいのが現状です。
先人が残した知恵を踏まえ、
あくまでもスマートで洗練された装いになるよう、
着崩し方に注意を払いました。
メンズライクな、シャツ+ジレ+カーキ(オリーブ)のボトムスは、
汎用性のある馴染み深いアイテムです。
スリムですっきりとしたシルエットを持つシャツ、
ボトムスともにロールアップして、季節感が出るように演出。
この際、折り返しの幅を同じ程度に揃えます。
上下での統一感が生まれます。
足元のウィングチップのレザーシューズも、
ソールが白になるだけで、カジュアル感がグッと増していきます。
ここも白シャツとの色の統一がポイントです。
インナーで合わせたオレンジのTシャツが
意外かも知れませんが、グリーンとの補色関係という
相性の良さを尊重しつつ、
若々しさや躍動感につながる大事な要素だと思いますので、
ご参考下さい。
アメカジで言うところのルードスタイルやホーボースタイルとも
異なりますし、伝統的なファーマーズスタイルとも違う。
個人的には、“自分がジャズミュージシャンだったら、
こういう格好してジャムセッションしたい(?)”
という願望の表れのような気がしています。
そんなことを念頭にしたコーディネイトです。
気に入っています。
【TOPS】・LOLO(ロロ)プルオーバーシャツ(ホワイト)
【TOPS】・Honnete(オネット)ウォッシュドリネン ベスト
【BOTTOMS】・Dr.Denim (ドクターデニム)Donk Chino(アーミーグリーン)
【SHOES】・Loake(ローク) ウィングチップ ホワイトヒートシールドソール(ブラウン ポリッシュド)
【INNER】・FilMelange(フィルメランジェ)「JAMES」 Tシャツ(ポピーオレンジ)
【ACCESSORY】・MANIERA (マニエラ) ウォッシュ ケンマ アシンメトリー リボン ハット