EEL 「フレンチデニム」
EELの新作、「フレンチデニム」をアップしています。
数日前のブログでもチラッと触れていたかと思いますこちらのデニム、
商品詳細のページでもお伝えしていますとおり、
「本格的な5ポケットのデニムを作りましょう」
という意図からスタートしたものだそうです。
本来ですと3種類のラインナップがありますが、
5minutesではフレンチデニムを選ばせてもらいました。
商品名の響きだけで決めてしまった感は否めませんが(笑)、
他に比べて特徴もはっきりしてましたし、
個人的に非常に懐かしさを感じる色・シルエットだっただけに、
展示会でも始終テンションが高かったのを記憶しています。
やや深めな股上のデニムで、
ややもすると野暮ったさが出そうな感じなんですが、
ワタリ(太もも)~裾口までのシルエットが秀逸で、
微妙なテーパードの効き具合が、
太からず細からずな絶妙シルエットを描くものになっています。
よく言われる「美脚デニム(?)」的なものとは全く違う、
オリジナルティを感じさせるボトムスです。
あと、最近の風潮と言う事でもないんでしょうが、
「デニムをロールアップして穿く」と言うスタイルは、
だいぶ市民権を得ているというか普通になったというか、
当たり前の着こなし方かと思うんですが、
体格的に標準以上の方ならさておき、
私などが新品を穿く際は悲しいかな、
何回裾を折り返すんだろう(...)な状況に陥ったのは
一度や二度ではありませんでした。
そういった心情を察して頂いたという訳ではないんですが、
EELの高橋さんも
「ロールアップが2折り(2回)までに収まるレングス」
を考慮しつつ、でも全体的なバランスが損なわないよう注意しました、
という話でしたので、個人的にも願ったりかなったり(?)な
心境であったりもします。
“懐かしさ”の正体はいったい何なんだろう?の答えは、
80年代のユーロデニムにあるような気がしています。
中学~高校の時にかけてですが、リーバイスを選ばなかった僕としては、
必然的にヨーロッパ方面に目が行くことになるんですが、
その中に「LIBERTO(リベルト)」というブランドがありました。
今でもほとんど見かけることはありませんがその当時もそうでして(笑)、
皆が穿いていないレアなブランドということで、妙な優越感がありました。
その色合いが↑の画像~Dr.DenimのRaymondの中間くらいという、
これまた微妙な色合いで(笑)、
「こういったのがヨーロッパのデニムブランドの特徴なのね~」と、
納得したのを思い出しました。
古き良き?80年代が懐かしくある方には熱いものが込み上げて来る(?)
かも知れませんし、その辺を通ってきてない方には、
発色の良いブルーが新鮮さを持って頂けると思います。
それが今回のフレンチデニムの魅力なのかと思います。
参考までに、屋外で穿かせてもらった時のサンプルです。
洗い方や穿き込んだ具合によるエイジングで、
より青さが際立ってくるかと思いますので、
そのあたりも参考になさってみて下さい。
宜しくお願いします。