New Brand “AVARCA MENORQUINA”
新しいブランド、「AVARCA MENORQUINA(アバルカ メノルクイナ)」をご紹介します。
ノータッチの謎ブランド、幸か不幸か?いくつか残されています。いい加減重い腰を上げないと・・
ご利用は計画的に、もとい新ブランドは計画的に。そんなことを改めて思うわけで。
ということで6月は謎ブラ強化月間、がんばってお伝えしていきましょう。
いつもなら先方のHPに登場いただきますが、残念ながら私ではたどり着けませんでした・・
これぞ謎ブランドの面目躍如?なのかもしれません。代理店さんもA4ペラ1枚しか用意してないし。。
現時点で分かる情報で進めていきましょう。
《アバルカ》と言われてサンダルと答えられれば、かなりの事情通かもしれません。
スペインの「メノルカ島」で昔っから履かれていたサンダルがアバルカになりまして、ふとしたきっかけ
(近くのイビサに来ていたセレブに見つかる)で注目されます。伝統品がまずアメリカで広まります。
アバルカサンダルという名で知れ渡っていきますが、その形状から日本ではレディースでスタートでした。
次なる一手ということでメンズに進出。なじみのあるエスパドリーユ型でデビューを飾る、そんな流れです。
ちなみに《メノルクイナ》はメノルカ島民の意かと思います。
ブランド名のネーミング意図はよく分かりませんが、まぁその辺はファクトリーブランドならではの
力技?ということにしときましょう。
エスパドリーユ型としたのは、あくまでフォルムと履き方の共通点から。
靴底がジュートじゃないしアッパーがキャンバスでもない。私のほうでフラットシューズと併記しました。
ジュート縄が連想させるリゾートっぽさが弱く、ラバーソールなことで磨耗に強い=減りにくい。
そしてスエードの見てくれから来るタウンユースらしさ。サンダルよりスリッポンだと申しましょうか?
昔ながらのエスパドリーユが醸し出すスリッパ感、そんなのが払拭されたシューズというのが
私なりの見立てです。大人ならキャンバスよりスエード。
非常に原始的?なステッチダウン製法。配色替えしたステッチがアクセントになって良い塩梅です。
↑でご覧いただけるように、フラットシューズと言ってもヒールに(わずかですけど)高さを設けています。
これだけでも歩きやすさには良い影響があるわけで。
レオパード柄のような靴底もユニークでして、溝=凹凸があることが滑りにくさやクッション性に
つながります。《トレッドパターン》なんて車のタイヤでしか聞かないワード。
よくぞ思い付いたと自分を褒めたくもなります(?)。
アバルカサンダルは↑のイラストですね。HECHO EN ESPANAはお察しのとおりMADE IN SPAIN。
アッパーのスエードと揃えるように、インソールをレザーにすることで高級感も増し増し。
素足あるいはフットカバー装着の上で履かれるかと思いますが、レザーそのものに滑り止めの
グリップ効果があります。ラバーソールとの相乗効果で歩きやすさ&クッション性も気持ち向上。
思った以上に足に対してやさしい構造だと思っています。
まぁエスパドリーユ型ではあるので、あくまで簡素な作りの範疇ではありますが。
私のほうで勘案した上で、サイズ表記は↑にさせていただきました。
何足か旅立っている限り、今のところはおおむね問題ないようです。
エスパドリーユ型の性格上、ビタッと履くモノであるのはご理解いただけるでしょう。作りは小さめなのがデフォルト。
ヨーロッパサイズなら長年自分はコレ、そういう認識は今回は置いといていただいて、
↑センチメートル表示を参考にマイサイズを選んでいただけますでしょうか。
裏地のない一枚革の構造ですので、早い段階で伸びていくとは思いますが、
そうは言ってもサイズ選びに悩んでしまう・・迷ったらお気軽にお問い合わせくださいませ。
ここまで「AVARCA MENORQUINA(アバルカ メノルクイナ)」をご紹介しました。
私の好みもあって、オープン当初からご用意しているエスパドリーユ。
毎年欠かさずと言いたいところですが、近年は良品が出回らなかったこともあり付かず離れずの関係。
あいつ元気かな~?と夏が来るたびに思ってました。
そんなタイミングに出会ったメノルカ島民が愛するシューズ。
往年のエスパドリーユも良いんですが、経験地を積んだ今だとプラスアルファが欲しい気分。
それがスエードだったりラバーソールに現れているように感じています。
サンダルでも良いしスリッポンでも良い。新しいエスパドリーユ像につながりましたら幸いです。
それでは宜しくお願いします。