FUJITO “Side Rib Sweater”
FUJITOの「サイドリブ セーター」をご紹介します。
なんだか世間は3連休、とても喜ばしいようで。
この認識ということは当日気付いたからなんですが・・道路が混んでる&近隣駐車場が満車とあれば、
何かイベントがあったんでしょう。そう言えば例年この頃は市民祭でした。
場末の当店だと歓声は届きませんが、行楽日和で楽しめていたことと思います。
商品まわりのアナウンスだと、ほぼ秋冬モノの入荷は完納しました。
天候を思うと複雑な気分になりつつ、迷うことなく色々と比較できるかと思います。
マメにブログを投稿してみる予定ですので、時々はのぞいてやってみてくださいな。
ピックアップに迷いましたが、本日はコチラを。フジトさんの「サイドリブ セーター」。
コレクションに初登場しました↑。待望のNEWモデルということで、リリース以来反響を呼んでいます。
セーターと書くといささか早く感じてしまう今日この頃ですが、毛羽立ちや厚みの様子からして
今すぐ着れるモノ、そういった見立てです。
『ロンTee以上セーター未満』なアイテムをさらっと。
名は体を表す。ネーミングの元になったサイドリブから。
スウェットシャツの名作でおなじみな《リバースウィーブ》を、軽やかにアレンジ。
業界的にはチャン〇オンの商標なので、《サイドパネル》というワードで表記するのが
多いのかもしれません。サイドリブでも代用可な旨、覚えておこう。
過去の投稿でも散々お伝えしている『スウェットの当たり年』的な話。
フジトさんではそいつをセーターに持ってきてみたというので、おおむね間違いないでしょう。
ただ裏毛生地でやったらそのまんまですので、先にご紹介した「L/S ニット Tシャツ」で得た
知見を元に再構築。
脇・袖口・裾の太めリブにスウェット風味をまぶしつつ、キレイなツラで編み立てたあたりに
好感を覚えます。
後日に挙げる話題?の目出し帽ともども、今季の“推し生地”が使われています。
ポリ×コットンの先進系素材。
ウール未使用のセーターですので、チクチク指数ゼロのストレスフリーな着用感なんですが、
コットンの繊細な起毛感があるので寒々しさは無し。
メリノウールばりの“撥水性&抗菌防臭”機能を備えつつ、ご自宅でのお洗濯可能というありがたさ。
自分のライフスタイルなら、分厚いセーターより圧倒的に出番が多そうでもあります。
個人的にはこの手の生地(とシルエット)、90年代に出会ったフレンチブランドのお上品セーターを
思い出したこともあり、少しだけノスタルジック味を覚えます。
そんなことより今書いていて思ったのは、これは『縮まないメリノウール(風)のセーター』なんじゃないかと。
あくまで内輪の見立てなので・・、狭い範囲で共有ください。
袖口&裾のリブは狭い口径にしています。これによって左記上部に自然なたわみ=《ドレープ》が出る、
そこが今回の勝因というか魅力に映るポイントなのかと。
生地の調子からしてクリーンな見てくれとしつつ、要所要所に出る布のたるみ、これを抜け感と呼ばずして
何と形容するのでしょう・・?私の発言が大げさでないこと、実物でお確かめいただければと思います。
ざっくりFUJITOの「サイドリブ セーター」をご紹介しました。
私は実務や汚れ防止の観点から、季節に関わらず『袖をたくし上げるorロールアップ』することが多くあります。
今回のセーターは前者に適したリブのきつさなことから、たくし上げてもストッパーが掛かって落ちてこない、
そういう気配りにもグッと来てしまうわけで。
しばらくはロンTee的に使っていただき、気温が下がればシャツの上からカブっていただく。
そういう面では間口の広いアイテムだと思います。
コレクションの注目作のひとつ、じっくりとご覧くださいませ。
宜しくお願いします。