EEL Products “Chee Chee Pa”
EEL Productsの「チーチーパ」をご紹介します。
『カポ育』、始めました。
宣言どおりカポックが仲間入りしてご満悦。こじんまりと育ってほしいものです。
私のようなビギナーならホームセンターに置いてある植物で充分なのですが、
探しに行ったところ見当たりません・・不審な行動にそろそろ声掛けられそうな間際、
裏の裏にひと鉢(!?)だけ鎮座している↑を発見。運命の出会いとして持ち帰ります。
明らかに立派過ぎる陶器の鉢(器代で8割掛かってそう)でしたので、
中身だけくださーいと言わなかったのは大人の嗜み。さっさと植え替えて今に至ります。
なんとなく瑞々しさが欠けている気もしないもないですが・・しばらくすれば馴染むでしょう。
ガジュマルと共にガンガン健康と金運を呼び込めればと。ガジュカポの新生2トップ。
ところで検索しても『カポ育』はヒットしませんでした。粘り強く浸透させていきます・・?
それでは本題に入っていきます。イールさんの「チーチーパ」。
ネーミングからして斜め上を行く?ユーモアにあふれているコチラ。チーチーって何よ?真っ当な疑問。
本来でしたらセットになるトップスを絡めた話になる中、肝心のお品がソールドアウト。
ボトムス単品で話を進めています。
チーチーと言うのは『チープ&チープ』から名付けられたワークジャケットでございまして、
それの《パ》ンツなのが真相です。ケンケンパに近い語感?だとしても関連性はありません。
作業着と呼ばれるものは実用優先で簡略化されている衣類です。要はペラい品々。
欧米のペラいワークウェアへのオマージュ、そんなのがチーチーシリーズには見え隠れします。
ネーミングやここまでの話からしますと、安っぽくない?と思われそうですがさにあらず。
これぞイールさんのディテール、そしてサコッシュまで付けてみたアイデア。
まず推しとなるのは↑ポケットの存在。
フォロワーさんなら名作の「オーガストパンツ」、最近のだと「JUMP PANTS」も属するでしょう。
前後にあるポケットをひとくくりにしてしまった“変形サイドポケット”。
本来のサイド(カーゴ)ポケットなら太ももに独立して付けられますが、コチラは高い位置に
内蔵させたことで、収納かつ《手の入れどころ》としても機能してしまう好ディテール。
ポケットに一家言あるイールさんならではの視点と言えるでしょう。
そしてもうひとつの推しが冒頭から登場しております《サコッシュ》。
腰に差し通してエプロンポケット風にするも良し、単独でバッグにするのも良し。
ボトムス自体はゴムウエストのイージー仕様ですので、サコッシュはおまけのような付属です。
ただナルトやメンマのないラーメンに我々はそそられない(?)。
彩りや食感を楽しむデフォルトが入ってこそ、おなじみのメニューが完成するというもの。
せっかく付いているんだから、あれこれ使い方に思いをめぐらしてみる。
皆さんのレビューをお待ちしています。
アップしてからだいぶ日が経っておりますが、ここまで引っ張ったのは気温の高まりを
待ってのこと。《ピンオックス》生地が寒さを覚えない頃になりました。
オックスフォード生地より糸が細く、ざらざらやゴワゴワといった硬さ・厚みがないのが手伝い、
ワイドパンツであっても過剰に太く見えない良シルエット。落ち感マジック?とは言い得たり。
マジックにつながるのは脇の縫い合わせ=サイドシームのない設計も関係します。
ロールアップ(私は二折りほど)を常用するスタイリングがしっくり来ましたので、
こなし方の参考例としてお納めください。
EEL Productsの「チーチーパ」をご紹介してきました。
コレクションにデビューしたのは昨年のことだと思いますが、リリース以来総じてご好評、
その恩恵を受けてボトムスを残すのみとなったことに手応えを感じています。
名作で積み上げてきた必殺?のポケットを踏まえつつ、イールさんならではのギミック
(この場合はサコッシュ)も加わり、ユニーク&ユーモアのあるデザインは健在。
そんなところを楽しむのはもちろんのこと、チャコールが色あせて“スミクロ”に変わっていく様子は、
ヴィンテージファンにも訴える魅力を備えていると思います。
ネーミングから覚えるペラい要素?を微塵も感じさせない自信作。
ぜひその評判のほどに触れてみてください。
それでは宜しくお願いします。