DEFY BAGS “Bucktown Pack”
DEFY BAGSの「バックタウン パック」が入荷しています。
もう5日も経ってました・・桜の開花宣言。標高の高い松本でもこの早さ。
近場の名所だとお城になる訳でして、開店前の銀行巡りの間にたくさんの観光の方に遭遇。
体感だと8割は海外の方なのかもしれません。お城と桜が一緒に楽しめるお得感があるんでしょう。
数字を大げさ?に盛ったのは、得体の知れない雑居ビルですら来店があったから。
好奇心を満たすものはあったのでしょうか?
とりあえず日本語ではっきり挨拶、色々とジャパニーズスタイルな店内で恐縮です・・
ここらで優雅に夜桜でも見に行きたいものですが、月末特有の忙しさでキャパオーバー。
イールさんのバックパックをアップしましたのでご覧ください。
で本日はデフィーさんのバッグということで。
『USA発のヘビーデューティの権化』
桜ともども盛った発言をしてしまいがちですが、ことコチラに関しては大げさでもなんでもなく。
当初予定よりだいぶ入荷が遅れていましたが、先日無事日本へ到着しています。
こういったお品であるので当店の実力だと年イチがやっとと言いつつ、それでもそう時間を掛けずに
店頭から姿を消しているのを見るにつけ、少なからず普及に貢献できているのかと。
とは言え滞在時間の短さからするに、興味があったけどブツはなし=理解も深まりません。
とりあえず前回のブログ↑を貼っておきます。もっと知りたい方は過去ログをディグりください。
(出典:x-pac.comより)
売りになる細かなディテールに変更はございませんので、商品ページを確認いただくとして、
今回は初登場になる特殊ファブリックを選んでみました。それが↑の「X-Pac」。
国内でもギア系バッグ・テック系バッグでチラチラ見かけるようになった、ダイヤ状の格子が入った生地。
セイルクロス(いわゆる“ヨットの帆”)から派生し、今じゃアウトドアはもちろんのこと、米軍から宇宙服にまで
採用されている、強度・軽さ・防水性を備えた先進生地になります。
↑で見られるように、“表生地+ファイバー糸(X-PLY。ダイヤのとこ)+裏生地”の3層圧着構造から成るもので、
従来の織物の弱点=歪みを解消したこともあり、名立たる機関が使うのも納得なファブリック。
(4層に見えますが、3つ目と4つ目はニコイチのポリエステル生地)
ヴィジュアルの先鋭さ(平たく言えば格好良さ)も手伝い、今後シェアを伸ばしていくんじゃないでしょうか。
アメリカの「dimension-polyant」社が開発した生地ですので、デフィーさんが選ぶのは
自明の理なんですが、ザックの場合だと従来の半分以下の重量になるのが売りなのに、
狂気のブランド?の手に掛かるとその常識は通じません。
内装に惜しげもなく《コーデュラナイロン》をセットしてくれています・・
もともと『大型バイクですっ転んでも中のMacBookは無事・無傷』でスタートしたバックパックです。
ただ昨今は重量感すら敬遠がちですので、本国のX-Pacヴァージョンも裏無しのライトモデル。
売れるのは分かっているんだけど作りたいのコッチ的、頑固職人のわがままスペックは
全世界でもコチラだけになるようで。
『日本人はなんてもんオーダーするんだ・・ニコ(そしてサムズアップ)』
工房ではこんなやりとりがかわされていたはず。
それでも前回までのバリスティックナイロンに比べれば、当店比で30%は軽くなっているかと。
触っていただいたお客さんも黒のカタマリ感?に反して、意外と軽いんですねの感想。
これまでのハードコア路線をキープしつつ、新しい流れも反映するようになりました。
適材適所の巧みな素材使い、そこは期待できると思います。
DEFY BAGSの「バックタウン パック」、X-Pacヴァージョンをお伝えしてきました。
輸入商材も過渡期にあるのは動かしようの無い事実です。USAものは際立って。
特にデフィーさんは意地というか気合いのオール国内調達、そしてシカゴ生産です。
ただそういった作り手の思考というか思い入れが積み上がることで、製品そのものの“純度”が
向上するのは間違いありません。ハイクオリティという言葉がチープに聞こえるくらいの“熱量”みたいなもの、
それがデフィー製品には込められていると思うのですが、いかがでしょう。
今回は思うところがあり、用意できる中で最良の組み合わせでオーダーしたつもりです。
“クレイジー”なコンビネーション、その辺りもじっくりご覧くださいませ。
それでは宜しくお願いします。