EEL Products “Peko Pants”
EEL Productsの「Peko Pants」をご紹介します。
一気に来ましたね、冬の気配。愛用のフィンガーレスグローブ装着で、キーボード打ってます。
自分のは3本指なしタイプ。軍用ではありますので、取り立てて中二っぽくはないはず(?)。
タブレット用手袋も興味ありますが、防寒性がないのは悩みどころです。
フリースやら厚手ニットを引っ張り出してきたりと、慌てて冬支度をしだすとなると
ブログの投稿スピードも上がると言うもの。今日から心を入れ替え、ガンガン書いていきます(仮)。
それでは本日のお題=イールさんの「Peko Pants」。
昨年から引き続きまして、キャンプやアウトドア風味をコレクションに反映させているイールさん。
今季もそれに見合ったアイテムがお店に並んでおり、現在マンパやフーディでもご覧いただけます。
ボトムスもそれに倣い、前評判からピックアップしたのがコチラという訳です。
パッと見はワークパンツや中庸なトラウザーズと思わせつつ、ここからがイールさんの真骨頂で
裏面他で“らしさ”を覚えるデザインが評判になっています。
【ボンディング(bond+ ing )】・・
2種類の異なる生地を貼りあわせて、1枚の布地にする加工技術。
接着剤の使用や樹脂コーティング後の熱圧着など、加工方法は様々存在。
表面の仕上がりが美しく、ハリの強さが形態の安定にもつながるメリットあり。
(出典:民明書房刊 「布地を語れ」より)
情報の真贋はさておき・・、皆さんも何らかの場面で触れているであろうボンディング生地。
コートを挙げる方もいるし、ウェットスーツを思いだす方もいらっしゃるでしょう。
イールさんでは《表:ポリコットン×裏:フリース》の生地をオリジナルで製作。
ボンディング特有のハリの強さから来る“音”がネーミングに反映したというのが通説です。
実際は思っているほどペコペコと音はせず、触り心地に硬さは全く感じませんので、
比喩的なところから来るネーミングであること、一応断っておきます。
この辺りも“らしい”デザインを引続きフォロー。《ガゼットクロッチ》は近年のイールを代表しそうなところ。
前段でボンディングに触れていますが、伸縮のある素材とは言えないだけに、
稼動域が狭くなりがちかと思います。そこで伸びが期待できるリブ生地をセット。
ユニークな見た目としつつ、実は機能性を見越したディテールなのが◎です。
見た目ついでに言うと直立&着座している限りでは、ほとんどリブ部分は見えません。
歩行時の動きをサポートしてくれるピース、そんな捉えかたが出来るかと。
珍しい生地が推しであるため、ボトムスのデザインはニュートラルな向きの中、
個人的には“ポケット周辺のステッチ”が気に入っています。
ケツポケ上の《ハーフムーン ステッチ》なんて、さりげなくて良いですね。
ポリエステル×コットンのボンディング生地であっても、スポーティさやアウトドア風味はなく、
万能感のあるトラウザーズとしてお楽しみいただけます。
普通のボトムスに見えつつ裏側ふかふかで暖かいってよ、も魅力な訳で。
キャメルブラウンの色合いだからこそ、先日のオレンジやワインレッドが引き立つとは思いますが。
ここまでEEL Productsの「Peko Pants」をお送りしてきました。
フラノやコーデュロイ他、見た目からしてウォーム系ボトムスが控え始めた頃ですが、
この手が思いの他暖かく感じられないなんてこと、心当たりがあるんじゃないでしょうか?
Peko Pantsならフリース面の保温性も然ることながら、ポリコットンの遮断性も
これからの季節にはたいへん役に立ちます。これもボンディング加工のメリット。
何はともあれ今季のイールさんにおける、力が入った意欲作のひとつです。
ぜひその評判のほどをお確かめくださいませ。
宜しくお願いします。