MANIERA “TOQUILLA BACK FRINGE HAT”
MANIERA “TOQUILLA BACK FRINGE HAT”
MANIERAの「トキヤ バックフリンジ ハット」をご紹介します。
昨日はクラフトフェアのついでで近場・遠方からお越し頂けた方もいらっしゃり、
面白く日曜を過ごすことができました。ありがとうございます。
とは言うものの、私も10年近く活動していると気付く訳です、
『今日は大人しくしていたほうが得策』だと。
普段以上に控えめな営業形態?だったように思います。
例年ですとここにクラフトフェアの画像がバーン!と出たりするのですが、
都合で会場には行けず、今年は未掲載。工芸魂?が芽生えることなく終わった2017。。
多少は余韻に浸れるよう、来年への課題として取っとくことにします。
ということで本日のお題になります、↑の「トキヤ バックフリンジ ハット」。
マニエラでは毎年、“パナマハット”の類いをご用意していまして、
夏の風物詩的定番アイテムとして、ラインナップに根付いています。
パナマハットは「トキヤ草」で編まれていることは、折にふれてご紹介していますが、
そのトキヤ草の帽体を使った新機軸として提案するコチラのハット。
昨年だったでしょうか?試験的に取り入れたディテールが好評だったそうなんです。
それが今回につながります。
言わずと知れた“フリンジ”というアイデア。
きめ細やかなコマ編みの帽体を、後ろ半分だけ“フリンジ加工”したハット。
コレ、発想としては逆になりまして、もともと切りっぱなしの状態になるフチを、
『前半分だけ折り返して縫った→後ろは未処理』
ということでフリンジ感を表した、逆転の発想で生まれたモノになります。
よって不自然な房に見えない、控えめなフリンジ感を楽しめる、
落ち着いたヴィジュアルに仕上がったと言えるでしょう。
個人的にはこれ以上のフリンジ化が進まないよう、
ステッチで端処理してある点は見事だと思ってまして、
マニエラらしい丁寧な作りを感じさせる、好ディテールだと捉えています。
真上からの画像もキレイなので、お忘れなくご覧ください。
正面~サイド~バックでのご覧頂ける姿で、それぞれのギャップを楽しめる、
今回のパナマハット。
ツバ幅8cmということでロングブリム=ツバ広寄りな提案は、
いつものツバ広ハットに比べると、フチの処理や草モノという素材の関係で、
ツバの長さに過剰さが見られないんじゃないかと。
リボン付きに比べてもトラッド感は薄まるので、
その辺も柔和な印象につながっていくはずです。
ボツショットから一枚。カバンの向きが逆でした・・
致命的なミスでしたが、何かの参考にお役立てください。
今季のラインナップの中では、製作サイドも手応えを感じ我々の期待値も上昇、
結果前評判が高くなったと聞いている、「トキヤ バックフリンジ ハット」。
本格的なトキヤ草を使ったパナマハットながら、ラフな質感=フリンジが
加わったことで、いわゆる“ヌケ感”みたいなものを楽しめる、
その辺りがご好評の一因のように思っています。
毎年のパナマハットに新たな仲間が加わった、マニエラの新ラインナップ。
陽射しの強さ&気温の高騰の前に、改めてご覧になってみてください。
宜しくお願いします。