LE TRICOT DE LA MER “Fisherman Smock”

2017.03.24 / アイテム

LE TRICOT DE LA MER(ル トリコ ドゥ ラ メール)フィッシャーマン スモック(ネイビー)

LE TRICOT DE LA MER “Fisherman Smock”

 

 

 

LE TRICOT DE LA MERの「フィッシャーマン スモック」が入荷しています。

 

 

 

まさかリピートでご用意することになるとは思わなかった・・

当店の趣旨に賛同頂けた方々、御礼申し上げます。

 

『日本総漁師化?が刻一刻と迫っている。総理、喫緊の難題ですぞっ!』

おっと現在それどころではなさそうですが。。

 

 

 

お得意の?ブラックジョーク・ポリティカルジョークはさておき、

再入荷の運びとなりましたル トリコのスモック

 

個人的な思い入れが実を結んだかは定かではありませんが、

反響の多かったアイテムであったのは間違いないようです。

 

 

あれから1年。

検索でぶつかった方からすると、『何なのコレは?』あるいは

『何なのこのイラストは??』と思われたことでしょう。

 

よしそれなら再掲、執拗にプッシュしてやりますよ。日本代表勝った記念。

 

 

 

ということで本日は再入荷を祝っての大盤振る舞い、

『ル トリコのフィッシャーマンスモックって?』の再投稿になります。

 

コピペの暴挙と見るか、熱心なレコメンドと見るかはあなた次第。

 

それではレッツ リード。ご覧ください。

 

 

 

 

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出典:民明書房 “ガーメント大全”より

 

 

 

「スモック」は商品ページでも触れていますように、

伝統的なワークウェア・作業着のひとつです。

 

 

端的に言えば『上っ張り』でして、農村で着られていたものが

各フィールドに派生していきます。18世紀以降のお話し。

 

洋服というよりかは、もっと原始的な衣類=上衣で、

イギリスのある地方では、“slop(スロップ)”の名で呼ばれていたりします。

 

 

↑のように漁師の方はもとより、画家や彫刻・陶芸家などの

アーティストの方にいたるまで、ヨーロッパでは古くからの

作業着として、ポピュラーで身近な存在として知られています。

 

 

 

 

 

LE TRICOT DE LA MER(ル トリコ ドゥ ラ メール)フィッシャーマン スモック(ネイビー)

 

 

 

 

↑この画でおおよその雰囲気をつかんで頂ける方もいらっしゃるでしょう、

根底にある「ガンジーセーター」との共通点。

 

 

 

日本で展開されているLE TRICOT DE LA MER

今ではそのほとんどがガンジーセーターのみになっていたはずですが、

こちらのスモックもそれにならってのモノ。

 

あちらがウールに対して、こちらは綿100のツイル地で作られています。

 

 

素材としてはチノクロス(イギリス的だとコットンドリルか)とほぼ同義で、

厚みを感じないやわらかな質感ということもあり、

ゴワゴワした扱いづらさはないはずです。

 

 

 

 

 

LE TRICOT DE LA MER(ル トリコ ドゥ ラ メール)フィッシャーマン スモック(ネイビー)

 

 

 

 

正統派のガンジーセーター作りが評価されているル トリコ(以下略)だけに、

スモックも似たようなデザインの提案になります。

 

 

ノージェンダー・ノーエイジ・ノー前後…

 

ご覧頂けるように、前後ろ関係なく着て頂けます。

 

 

 

こちらのポケット、サイクリングシャツが念頭にあったとのことで、

バックポケットの意味合いで付けられているはずです。

 

 

ただ前後の差がなく

(一応襟裏にタグ付いてますが、取っ払っても構わないでしょう)

後ろより前にポケットあったほうが使える・デザインとして許容範囲と

見られる方には、お好きなほうでかぶってみてください。

 

自分は断然『前ポケット派』ですが。。

 

 

 

 

 

LE TRICOT DE LA MER(ル トリコ ドゥ ラ メール)フィッシャーマン スモック(ネイビー)

 

 

 

 

作業着的ミニマルさが信条なだけに、デザインもいたってぶっきらぼう。

 

 

ガンジーセーターを思わせるような↑の生地(切り替え)がくっ付いていますが、

機能的には?…

 

この謎めいたディテールは、今後の捜査課題です。

 

 

 

それより面白いと思っているのが、

肩線(肩のところで前後を合わせる縫い目)がないとこ。

 

コレ、こういうことだからですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『誰だよ、こんな粗末な落書き描くヤツは・・』

ノークレームでお願いします。

 

 

 

その辺の布っきれを再利用していた経緯のスモックですので、

布の真ん中をくり抜くだけの、お遊戯的な作り方そのもの。

 

原始はこんな感じだったでしょうが、少しづつパーツや縫製箇所が増えてき、

今に至っているはずです。

 

モックネックな襟など、丸いところに直線のパーツを縫い付けただけに、

収まりの悪い、見事なゆがみっぷりなんかは愛嬌あるところかと。

 

 

アパレル的感性がほぼない分、“道具”としてのプリミティブな魅力が

より増している感があるのに、私などは郷愁を覚えます。

 

 

 

 

 

LE TRICOT DE LA MER(ル トリコ ドゥ ラ メール)フィッシャーマン スモック(ネイビー)

 

 

 

 

業務目的で着ようと思われる方は別にしまして、

ここでは「プルオーバーシャツの異種」として捉えて頂ければと思います。

 

 

昨今の情勢からしますと“ビッグシルエット”、

その文脈に乗っかるような形でのスタイリングをお勧めします。

 

ドロップショルダーにワイドな身頃、長めの着丈な具合は

なんか今っぽい感じなんでしょう。

 

 

シリアスな着方はリタイヤ後(あんのか?)にでも考えるとして、

それまでにはクタクタな質感になるよう、

今からガンガン着て・洗って・くたびれさせる=エイジングに勤しんでください。

 

 

========================fin===========================

 

 

 

お送りしてきたLE TRICOT DE LA MERのフィッシャーマンスモック、

いかがでしたでしょうか?

 

って最後までコピペするのは気が引けるので(・・)、ここからは加筆します。

 

 

 

前回の反響に気を良くしたのもありますが、今回から取り揃えを拡充、

XS・S・Mでの3サイズ展開にてご用意しました。

 

店頭で伺った限りですと、特に女性の方はチュニック的な用途でも着たいと

言うことで、大ぶり目でサイズを選ばれていたように思います。

 

もともとビッグシルエット気味なだけに、このサイズでないとダメということも

ありませんので、ご希望に沿うサイズをお選びください。

 

女性陣の着用画像?おいおい更新するようにします・・

 

 

 

 

いつぞやのブログで

『ガンジーセーターをモチーフにしたアイテムが多い、2017春夏』

的な話題に触れていたのを記憶しています。

 

トレンドのビッグシルエットを手っ取り早く楽しむには、

確かにツボを心得たアイテムなのは正しいでしょう。

 

ただ(サマー)ニットなだけに、着用期間に伴う伸びなど

考えると、長く愛用出来るという観点はやや乏しいような気も?

 

 

こちらのリアルスモックであれば、その点はモーマンタイ。

 

綿100のツイル地は季節はもちろんのこと、シーンも問わず。

オシャレ着として使いつつ、飽きたら作業着としてリブート。

 

200年以上この形であることを考えれば、一家に一枚・一族に一枚といった

ものになり得る、“有形文化財と言って過言ではない衣服”。

その不変さもあるはずです。

 

 

 

熱い語りはさておき、なぜか昨年よりプライスが下がっているという新事実(・・)、

背中を押すモチベーションになりましたら何よりかと。

 

スモックのエントリーモデルとして、どうぞご覧になってみてください。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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