Yarmo “Work Jacket Overdyed Navy”
Yarmo “Work Jacket Overdyed Navy”
Yarmoの「ワークジャケット」をご紹介します。
前回『ブッチャーストライプ シリーズ』と題して、4アイテムをご用意した
こちらのラインナップについて、ざざっとお送りしていたかと思います。
本人としてはさらっとお伝えしていたつもりですが、
当店の気質上、あの感じではなまぬるいというもの。
本来の個別紹介ということで、各アイテムをフォーカスしていく第一弾。
本日はジャケットになります。
私と皆さんのブッチャーストライプへの記憶が薄まらないよう、
不定期更新にて取り上げていく予定ですが、
回を重ねることに内容が薄まらないようにしたいなと。。
それでは高いハードル(?)を超えていくことにします。
Yarmoのアイテム全般に言えることですが、
・古式ゆかしきユーロワークウェアに則ったもの=男気路線
・ワークのニュアンスを盛り込みつつ、今風にアレンジ=モダン路線
におおよそ二分できるのかと思います。
毎シーズンリリースが続けられるコチラは後者にあたるもので、
ディテールやファブリックはブリティッシュ然としつつ、
ユニセックスでの提案というのも顕著です。
モダン路線と言ってますが、その辺はサイズ感やシルエットに
表れているんじゃないでしょうか。
私などが着てぎりぎりこんな感じですし、
左前のメンズ仕様でも女性が着てちょうどよいくらい。
要はだいぶコンパクト、端的に言えば小さいですよコレ。
なんとなくアイテムの気質的に、素直に着る(ボタンをきちっと留めて着る)より、
軽く引っ掛けるくらいの着方にも思えるので、
その辺は各自でご判断頂ければと思います。
ジャケットのみはそういう具合です。
本編に戻りまして、ディテールなどのご案内。
襟元までボタンの付いた、カバーオールスタイルになるジャケット。
↑でご覧頂ける様に、角切りのパッチポケットなどは
ユーロマナーらしいデザインということで、
フレンチの雄のほうでもご覧頂ける、クラシックスタイルなものです。
ワークジャケットに多い直線的なカッティング
(裁断時の生地のロスを抑える=コストを下げる)
ではなく、裾に下がり(傾斜)をつけた様子などは、
テーラードのにおいを感じさせる部分とあって、好意的に思えている部分。
女性陣からすると、ガチなおっさんのトーク?に思われそうですが、
裾の四角が丸になっていることで、間違いなく柔和なイメージには
なるので、そこだけはお伝えさせてもらいます。
前回のブッチャーブログでもお伝えしていましたが、
視点を変えることでスタイリングの幅をいくらでも広げられる、
そういうアイテムの一群だと思っています。
『(ブッチャー)の冠を外して、はっきりとしたストライプを楽しむ』
そこに魅力があるんじゃないでしょうか?
ジャケットであれば袖を通して着る用途以外に、
肩に掛ける・腰に巻く等も、スタイリングとしては取り込めそうです。
ここまでお送りしてきました、Yarmoのワークジャケット。
とかくブッチャーストライプのはっきり感?に話題を持ってかれがちですが、
私としては最近、なぜだか“ビーチ”っぽさを感じることもあります。
たくさんのビーチパラソルが並ぶ中にこそっとまぎれている、
そんなイメージです。
ストライプでもボーダーでも一緒、使い方・演出の仕方なんでしょと。
ワークジャケット寄りの話が、ボーダー論的トークに陥ったことを反省しつつ、
ノームコアな装いのアクセントにもってこいかと思います。
“ブッチャーストライプ ワールド”を楽しんでみてください。
宜しくお願いします。