EEL Explorer2
EELの「Explorer2」をアップしています。
「2」ということで、お察し頂ける方も多いかと思いますが、
昨年ご好評頂きましたファーストモデルに続く、
第2弾ということでのセカンドモデルが今作です。
定評のある、『British Millerain』社のワックスコットン生地はそのままに、
ブルゾンモデルからステンカラーコートを基調としたモデル変更で、
「ちょっとだけカラーorディテールチェンジして、今年も作っちゃいました♫」
といったお手軽なものではなく、今シーズンのドレッシーなテーマに基づいての
“ドラスティックなアップデート”
と言えそうなのが、Explorer2になる訳です。
(だいぶ大袈裟な物言いですね。。失礼しました...)
British Millerainの生地や裏地、袖・襟のレザーやブラスジッパーなど、
ファーストモデルから引き継がれたグッドディテールに関しましては、
以前のブログが役に立ちますので、参考がてら掲載しておきます。
商品ページで記載してますように、
Barbourで一番ロング丈の名品、“Border”をイメージさせる
コートだと、最初は聞いてました。
ただ比較してみますと共通点はそれほどでもなく
(というより全然違うものですね)、
「かえってコッチの方が良いなぁ...」
と思っている毎日です。
↑の私物
(すいません。。自分のGamefairです...)
から感じている、使いづらさやトゥーマッチな部分
(あと、野暮ったいシルエットも)
が上手く修正されていて、非常に好感の持てるコートだと言えます。
冒頭の画像でご覧頂ける、
ストームガードのためのチンフラップの存在や、
それを留めた時の武骨で男性的なルックスに、
共感頂ける方は少なくないと思いますが、
個人的には↑に見えます、
“背中側の佇まい”
が特に気に入っています。
深みのある人生を送れていないので、
哀愁のある背中でも何でもないのですが(・・・)、
本家のBarbourと違い、
トレンチコート的な切り替えの当て布を付けています。
Barbourはハンティング用途であった名残りから、
背中側に付属や切り替えを付けない、まっさらな見た目です
(リュックや猟銃を背負った時、引っ掛かるので)。
ただ、何も背負ってないとのっぺりとした平面なので、
これが貧相というか間が抜けるというか、
自分の中で気になり続けていました。
おまけに背中側の熱=蒸れが、逃げていかずにこもるので、
冬でも日によっては背中が湿っぽく...
不快な気分に陥ることも多いのが現実です。
その点、Explorer2に関して言えば、
立体的で抑揚のあるルックスにつなげつつ、
湿気を逃がす放湿性も確保出来ているのは、
お伝えしておきたいポイントです。
スナップボタンが付属していますので、自由に開け閉め頂いて、
こういうこと言いたいのねー、と納得頂ければと思います。
今シーズンのEELのヘビーアウター・Explorer2の初見、
いかがでしたでしょうか?
自分もワックスコットンのアウターを持っていて思うのですが、
そのコストパフォーマンスの高さたるや、
平伏して感謝したい思いがあります。
(平伏は流石にしませんが)
「ナイロンのような軽さに乏しい半面、破れたり燃えたりを気にせず使える事」、
「ウールのような保温性に劣っても、毛玉や伸びによる型崩れとは無縁」、
「風合いが変化しても“エイジング”として通せる、
機能が落ちて来たらワックスを塗って回復出来る」
など、長く愛用頂けるポイントを数多く備えています。
のコメントは、物持ちの良い私の性格だから、と言う訳では決してなく、
ワックスコットンそのものの機能性の高さを示してのことです。
クセのないシンプルなデザインも相まり、
店頭でも評判の良さを感じている今日この頃。
ワックスデビュー(?)を飾るのでしたら、
こちらのモデルをお勧めさせて頂きます。