ARAN “SWD PARKA”

2022.12.17 / アイテム

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

ARAN “SWD PARKA”

 

 

 

ARANの「スウェーデンパーカ」をご紹介します。

 

 

 

強風のたびにガラス窓がガタガタ震えます。築50年の雑居ビルだけに、あちこちガタが来てるのは明白。

数年前の前科?があるだけに、朝来たら窓がなかった・・なんてことが起きなければ良いのですが。

 

先日、指のぱっくり割れ(私は親指の両サイドが常)が起きましたので、ヒ〇ケアを使用。

どこもかしこも乾燥気味な季節が到来です。潤い機器を導入を急がないと。

 

ヒ〇ケアの効きの良さにビックリしている夜半でありました。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

それでは伸びに伸びてしまっていたアランさんのコートを見ていきます。

 

 

ラインナップに並ぶようになって数年経つようですが、例のボトムスと並んで代表選手のような

位置づけになったと聞いています。SWD PARKA=スウェーデンパーカ。

 

その完成度の高さで知られるスウェーデン軍のコート(M-90前期型)を、ほぼ忠実に再現。

リアルサープラスを凌ぐ出来の良さに、新たな名作として認められています。

 

 

私もくまなく見てみたところ、推しになるディテールはもれなく網羅しつつ、

必殺のロクヨンでデイリーに扱いやすくしてある点に、賞賛を集めているんだと思います。

 

以下簡単に注目どころをピックアップしてみましょう。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

まずはココからでしょうかね。独特な角度を設けた“マチ付きポケット”。

 

 

件のM-49他にも通じる、サブバッグとしても代用可な収納量のあるポケット。

折り返しの長めなフタ(フラップ)のおかげで、ボタンを留めずとも中身がこぼれない、

そんな意図が見え隠れするような。

 

冒頭のバナーで察せられるように、手を入れられる=《ハンドウォーマー》にしてあるのは、

オリジナルにはないコチラだけの良心的ディテール。

スマホ取り出すのにフタを開け閉めする煩わしさが皆無。現代人?には必須です。

 

私のようなフリークですとカンヌキ止めの絶妙さもグッと来ますが、

マニアックトーク・・は店頭だけにしときましょう。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

↑この辺も軍モノ足らしめている特徴的なところ。

“スプリット(ワンサイド)ラグラン”の亜種?のように見えなくもない、独特な肩の接ぎ目。

 

 

厳密にはセットイン+ラグランのスプリット(横文字ばかりですいません・・)ではないので、

ビジネス寄りのコートとは似ても似つかないもの。

ただリュックの摩擦でほつれたり/降雨が染み込まないよう、縫い目を脇を持ってきているのは感心。

放熱対策のベンチレーション(脇の丸いの)を忘れないのも冴えたやり方。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

雑ですいません・・白い点線を加えて分かりやすくしたつもり。“フードの接ぎ目”にもひとクセあり。

 

 

通常なら中心に設けそうな縫い目も、↑のようなU字型というのが興味深いところ。

前述の降雨対策も関係してでしょうが、詳細は謎のまま。とにかく探究心はくすぐられます。

 

このフードや先ほどの肩周りもそうですが、背中~脇~袖も含めて袋縫いを徹底することで、

“ステッチレス”な縫製を多様してある点は、マニアックうんぬんは抜きにして

知っといていただきたいポイントです。

 

耐久性必須な軍モノコート、ひいてはそれが当時の《コールドウェザー》なら当然のことなので。

80年代のハイテク、今見てもローじゃなくてミドルテク?以上。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

前段の縫製つながりで言うと、裏地も袋縫いで抜かりなし。

こういう生真面目な作り、益々好感を覚えてしまうわけで。

 

 

オリジナルのコートは中綿入りなことから純然な冬物でした。

確かにそれはそれで間違いないのですが、昨今の暖房事情や肌着の機能性向上もあり、

全員にヘビーアウターが必要とは言えないでしょう。

 

だったら通年いけるアウターのほうが利用頻度も多く、皆さんのお役に立てるはず。

アランさんならライナーベストもありますので、上手いことご活用ください。

 

 

ハードシェルと言える外側の生地は、数日前にも出てきた必殺の“60/40クロス”。

塩縮加工ならではの【ハリが強化+カサっと乾いた手触り=自然なエイジング風味】、

こちらでも存分に味わいましょう。

 

 

 

 

 

ARAN(アラン)スウェーデンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

ARANの「スウェーデンパーカ」を駆け足でお送りしてきました。

 

 

先のベストもそうですが、隠れた名作に光を当てるハンティングセンス、

実物の良さを損わない編集能力の確かさが、アランさん全般に覚える私なりの感心どこです。

 

オリジナルを尊重しすぎたレプリカにならないのは、生産現場を熟知しているからこそ。

総じて皆さんからの評判が良いのに納得できてしまいます。

 

夏以外の3シーズン、良き相棒になるであろうコート。

話題のお品を改めてじっくりご覧くださいませ。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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