EEL Products “SEAGULL HOLIDAY”
EEL Products “SEAGULL HOLIDAY”
EEL Productsの「シーガル ホリデー」をご紹介します。
5月10日は待ちに待った「愛鳥週間」のスタート日。今年は何かやってみようかな・・
唐突に持ち出した話、まぁ投稿を見直さなければ当たらなかったネタです。
少なからず野鳥の類いとは縁のある身、たまにはほのぼのとしたいものなので。
何年か前にも言っていたと思いますが、中学のとき『バードウォッチング班』に所属したことがありました。
川原に行って鳥の群れを一心不乱に数える。カウンター(数取器)の乱れ打ち?といったところかと。
何百羽が一斉に飛び立ちますので正確に数えられるわけもなく、段々と惰性の作業に。
『高橋名人を超える!』、目的と挙動が変わってた奴もいたな~
その技術が後の映画館バイトに役立つ(?)のですが、明らかに長くなりそうな予感・・
記憶を鮮明にしていつかの機会にお届けします。
それでは本日のお題、イールさんの「シーガル ホリデー」を。
今季も半袖シャツはそれなりに用意してまして、現在のところほぼご覧いただけるはずです。
ご好評モデルの色・生地違いは当然として、《開襟シャツ》が多めなのは今年のトピックかと。
トップバッターとしてコチラに登場願った次第です。
開襟=オープンカラーの襟型ならお決まりのデザインに落ち着く中、イールさんでも
定番モデルから一歩進んだニューモデルに着手。
そう来ましたか~がコチラの推しどころになる訳で。
我々の知るソレより小ぶりとは言え、それでも《セーラーカラー》っぽさを覚えてしまいます。
厳密に言えばセーラーではなく「カッタウェイカラー」の亜種?のほうが適切なはずです。
ただ後者はビジネスシャツ界隈で見かけるワード、イールさんのノリならセーラーが相応しいでしょう。
ただセーラーから来るお気楽なイメージに反して、芯地を入れて縫製したドレスシャツ仕様の襟。
型崩れしにくい硬さ+立体感ある仕上がりは、凡百な開襟シャツ勢にはない“凛々しさ”につながります。
やさぐれたカジュアルシャツにしないのがイールさんらしい提案。
ちなみに↑は開襟のデザイン上、襟元までボタンを留める2WAYを楽しめます。
私見だと普通の開襟シャツに比べれば無理のない収まり方なんですが、はたして・・
肌やインナーを見せたくないとか寒さ対策とか、必要に応じて活用いただければと。
まさかこちらのシャツでも出会うとは。《壁撚り糸》がひそかに熱い。
フジトさんの商品で何度かご紹介したので、記憶に残っている方もいらっしゃるでしょう。
『壁撚り糸のオックスフォード』、改めてご覧ください。
《梨地(なしじ)》のようなしぼシボ感、そしてカサカサっとした乾いた肌触りが特徴になる質感。
日本家屋にある“土壁”に由来している旨、念のため追記しときます。
イールさんのほうはもう少し細い糸を使っていますので、厚すぎず硬すぎずのソフトな風合い。
リネンも割と入っているほうなので、見た目着心地ともども清涼感を覚えていただけるのではないでしょうか。
壁撚りとか壁糸なるワード、どちらかと言えば和装界隈で見かけます。《着物》関連で用いる織物で。
そういう意味では普段接点の少ないジャンルの雰囲気(あくまで雰囲気です)を楽しめる、貴重な機会かも。
ドレスシャツの仕様やシェルボタンの選択、生地へのリスペクトが見え隠れしてなりません。
まぁあまり生真面目に見てしまうのは本意でございません。
『セーラー→水兵→カモメ』のネーミングでクスッとするのが正しい楽しみ方。
イールさんらしいユーモア、本領発揮だと言えます。
『かもめの水兵さん』、タイトルしか記憶に残ってませんでしたので動画を確認。
とんとノスタルジックな気分にならず、お菓子のほうに興味津々。これもひとつの銘菓。
話をシャツに戻すと生地や仕立てからするに、ボタンを留めて着たほうがなんとなく
シュッとした感じで良さそうにも見えてきます。皆さんの感想もぜひお聞かせくださいませ。
ここまでEEL Productsの「シーガル ホリデー」をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
オープンカラー=開襟シャツも世に浸透し、夏のマストアイテムになったかと思います。
身近な存在になったとしつつデザインが画一的ではあるので、生地や色合いぐらいでしか
違いが出せないんじゃないか?というのを考えたりも。
シーガル ホリデーはその手のジャンルに属しつつ、組み立て方で違いを出したシャツ。
やさぐれ感のない落ち着いた佇まいというのが、その結果だと見ています。
タイミングよく愛鳥週間がやってきました。野鳥も良いけどカモメに接したくなる季節も
近づいています。皆さんなりの夏の一枚にお役立てください。
それでは宜しくお願いします。