EEL Products “TONFA PANTS”
EEL Productsの「トンファーパンツ」をご紹介します。
枯らさず育てている観葉植物、気付いたら新芽がわさわさ出てました。いきなりの温暖ぶり、
そりゃカポックたちも活発に動き出します。無傷で冬を越えられてひと安心しました。
こうなると毎度言っている増設計画?を進めたいところ。お勧めがあればぜひお聞かせください。
新商品の撮影も溜めてた分は撮り終えましたので、今は別のコツコツ作業を進めています。
画像をタップしたりマウスオーバーさせると拡大するアレ。これがまぁ地味に大変で・・
全画像とはいきませんが、可能な限りは更新していきますのでちょいちょいチェックいただければと思います。
ボトムスの投稿回数多めですが、強化アイテムだと思ってお付き合いください。
イールさんの新作=トンファーパンツ。
コレクションの初登場品番になりますコチラ。アップしてから数日ほど経ちますが、アクセスも順調に
増えているようで何よりです。
アイテムとしましてはさほど複雑なところはなく、いわゆる《トラックパンツ》にカテゴライズされるのは
妥当な見立て。すっかり市民権を得たボトムスをイールさんなりに提案しています。
ちなみに今季のコレクションは『SOW SEEDS (*種をまく)』と銘打たれておりまして、そこから
ほんのり薫ってくるのが“オリエンタル”な風味。春夏だけでなく秋冬でも通底しているかと。
展示会のBGM、SOLID STATE SURVIVORでしたし。
改めてお伝えするとは思いますが、そんなニュアンスということで以降ご覧ください。
この手のボトムスですとそのスポーティな気質上、ジャージやスウェット/ナイロン生地が相場でしょう。
トンファーパンツではコットンギャバジンが選ばれました。この辺が毎度覚えるイールさんらしいセレクト。
先に述べた生地でしたら体操着・寝巻き・フィットネスウェア等々、スポーツ志向は避けられません。
そういうのも良いんですが、今季のテーマに照らせば天然素材が望ましい。
『びろーんとかシャカシャカでないトラックパンツ』
ラフに見立てるとそんな感じかと思います。
私が感心したポイントを2つほど。まずは裾の《ダブルステッチ》を。
たいていのトラックパンツでしたら裾のシャーリング、ゴム入れて上からミシンがけ=シングルステッチで終了。
対してトンファーパンツのほうはあえてのダブルステッチ。ひと工程増やしているのが憎い。
お気付きの方もいらっしゃりそうですが、これは腰のほうのシャーリングと見た目を揃える=リンクさせているからに
他ならないやり口になります。ギャザーの高さ(幅)を広げて、上下でつながりありますよ~を提示。
2次的な効果として、ゴムひもをがっちり固定できるとかギャザー以降のふくらみ感が強まる等ありますが、
あんまりシリアスに捉えるのもどうかと思います・・ここはひとつ『気配りが行き届いた』ぐらいな面持ちで。
感心どころその2。変り種のラウンドポケットにこんな意図が。
トラックパンツでなくとも腰ポケットはたいてい横入れ式ですので、こういった水平型は多くないかと。
ただイールさんは過去の名作(オーガストパンツでしたっけ?)でその辺のノウハウは取得済み。
↑のように腰ヒモをギュっと結んでいただきますと骨盤に突っかかる反作用で、ポケット口が丸く開きます。
そうすると物も取り出しやすいし手の仕舞いどころにもなる。ヴィジュアル的にもなんだかユニークですし。
ポケットの入り口が真っ直ぐでなく緩やかにカーブさせてある意味、おそらくこういうことなんだと思います。
ポケットの話だと、後ろ側も切り口を斜めにしてある点もヴィジュアルに大きく貢献。
イールさんのフォロワーさんなら楽しんでいただけるところですので、漏れなくご覧くださいませ。
といった具合にお送りしてきましたEEL Productsの「トンファーパンツ」、いかがでしたでしょうか。
まぁ私のような妙な視点でご覧いただくよりかは、ユニークなネーミングを愛でる
(トンファーなんてゴールデンハーベストの香港映画?以外で見ないし)
のが正しい楽しみ方でしょうし、もっと気楽な気持ちで臨むのがベターなんでしょう。
でもそこに行き着くまでの創意工夫が意外にも隠れている旨、知っていただければとも思った次第です。
何はともあれコチラのボトムス、スポーティに寄らないトラックパンツはラクな着用感と軽快な見てくれ、
そして控えめなお値段というのも魅力に映るかと思います。
コレクションテーマに則った意欲作、じっくりとご覧になってみてください。
宜しくお願いします。