New Brand “J&S FRANKLIN EQUIPMENT”
New Brand “J&S FRANKLIN EQUIPMENT”
新しいブランド、「J&S FRANKLIN EQUIPMENT(J&S フランクリン エキップメント)」をご紹介します。
今季は謎ブランドが大挙している旨、薄々感づかれていることでしょう。
(まだ2つほどノータッチがございますが追々・・)
届いた直後のテンションは高いのですが、作業を進めていくにつれて徐々に目減り。
自分で選んでおいてなんですが、濃厚すぎて一筋縄でいかない品々が大半。
ここまで仕上げるのがたいそう面倒なんですね、毎度・・
まぁ手のかかる面々ほどかわいくあるのは、全人類共通?の思いでもあります。
重い腰を上げて投稿していくことにします。
何の因果か前回に続いての“エキップメント”つながり。
about “J&S FRANKLIN EQUIPMENT”
J&S フランクリン エキップメントさん、長いんでひとまずJSFEさんとしておきます。
ブランドの概略についてはページで記してあるように、1946年設立の老舗企業。
軍需品、主にイギリス軍へギアやウェア全般を納入しているのが本業です。
(現行の装備品についてはまた後日)
軍関係のテント含めた野営グッズ・制服にブーツ・ザイルにシェルターと満遍なく扱ってまして、
イギリス軍の知られざる名作を手掛けているなんてのも、ごく自然な事例。
倉庫に眠っているサンプルを国内代理店が見つけ出し、新たにものづくりを始めてみたというのが
近年の経緯になります。
もし少しでも興味がございましたら、↑のバナーを素敵なホームページへリンクさせています。
うっかり見ると沼る?ので、心してご覧くださいませ。
数あるサンプルの中からピックアップしたのが、今回のヘルメットバッグ。
それをわざわざ日本に持ち込み、「ARTS&CRAFTS(アーツアンドクラフツ)」に製作してもらってます。
巷の狭い範囲で注目を集めるヘルメットバッグ。
軍モノのコチラでしたらUSアーミー由来のお品=持ち手が短く四角いフォルム・外側にポケット2つ・
MA-1風味のナイロン生地のモデルが最も知られているかと。
米軍タイプが通常のバッグでもいけるよう合理的なデザインなのに対し、英軍は機能特化?型と申しましょうか、
メットのみを入れる用途での“丸いフォルム”で設定。その辺りをお国柄を反映した違いとしてご覧いただけます。
いつぞやもアーツさんで請け負った事例がありましたが、米軍なら某ブランドのアレが知れ渡っています。
それならウチはこっちでいきますよという心構え。独立独歩な姿勢にも共感を覚えるわけで。
ここまでならJSFEさんとアーツさんとのコラボ、ダブルネームということで納まります。二つで充分ですよ。
そこにもうひとつ加わったのが「HALLEY STEVENSONS(ハリースティーブンソン)」。
4つとはいきませんでしたが、イングランド・スコットランド・ジャパンの3社による
トリプルネームが完成しました。
ハリーさんは1864年創業・・の老舗生地メーカーで、ワックスドコットンの第一人者として著名。
この手の話だと必ず挙がるのにバブアーがありますが、もちろん供給実績もあり。
というより要求を満たす生地を作れるのはここしか現存してないなんての話も。
ワックスといってもラインナップは潤沢に用意されています。ベタベタ&かぐわしさゼロの生地を選択。
オイリーさを感じさせない普段使いに適したバッグに仕上がりました。
商品テキスト内でチラッと触れている“特殊加工”、確か何かのレーザーを照射して
油分を揮発させる的なことだったと思います。
詳しく知りたい方いらっしゃいましたら、資料読み込んでおきますのでご一報ください。
ディテールというかパーツについては2点ほど。まずは《フィドロック》。
当店では長らくデフィーさんでお世話になっていたものでして、『マグネット入りバックル』で
業界を牽引するドイツ生まれのバックルでご好評。それがコチラでも採用されています。
元来の英軍ヘルメットバッグには当然付いてはおらず、今回ショルダーストラップ用に追加されまして、
これがすこぶる快適というか良好。2WAYトートといった体でご利用いただけるかと。
私も↑は初めて見る形状ですが、上下(右左)をスライドさせる独特の挙動はこちらでも健在。
おまけにマグネットが内蔵されてますので勝手にくっ付く様子もユニークです。
初見だと若干戸惑うかもしれませんので、徐々に慣れていってください。
ここまでする?と思ったのが↑。単なる引き紐でも《ワックスコード》にしてしまう徹底ぶり。
感心してしまうことしきり。
確かにボディに用いるワックスドコットン、巾着バッグ的に絞るには硬過ぎるのは否めません。
滑りのよい紐にするのは正しい選択。この辺はバッグ作りに長けたアーツさんの視点が
的確に盛り込まれているのかと。
現地製作だとこうはいかない細部へのこだわり。コチラもガンガン使って効果を実感しましょう。
ここまで「J&S FRANKLIN EQUIPMENT(J&S フランクリン エキップメント)」をご紹介しました。
本邦初登場の謎ブランドなご案内でしたが、当店にとっては実は2度目の来襲。
前回は超っ早で姿を消してましたので、ようやく幻から現存するブランドとしてお伝えできました。
長い語り口は今までの鬱憤だと思っていただけましたら幸いです。
ご覧いただけるように、オリーブ・コヨーテ・ブラックの3色にてご覧いただけます。
個人的にはフォルム・生地へのリスペクトを込めてのオリーブ推しとしつつ、
お好きな色で選んでいただけるようにしています。
巷で話題のヘルメットバッグ、そのイギリスからの回答がコチラです。
この機会にじっくりとご覧くださいませ。
宜しくお願いします。