FUJITO “Standard Shirt”
FUJITOの「スタンダードシャツ」が入荷しています。
カタカナ商売?歴が長いので、日常的にそれっぽい言葉を発して生きているわけです。
で先日ホームセンターで気付いたのが、『洗濯バサミは洗濯バサミだな~』ということ。
そう言えば“ピンチ”とは呼んでない、そんなことをふと思いました。
洗濯バサミで育ってきていますので、明日からピンチ呼ばわりできそうにはありません。
ただパッケージにそう書いてあるので、製品名として覚えておいて損はないでしょう。
なぜ急にそんな話をしたかと言うと、別用途で買ってきたブツの規格が合わず、
無用な買い物が続いたからでした。なかなか最適解に辿りつけません・・
たまっていくピンチ、再利用する日は来るのだろうか・・?欲しい方、譲ります。
それでは本題に入ります。ラインナップの新顔になりますシャツを。
フジトさんのシャツと言えばここ数年、「ビッグシルエットシャツ」が隆盛を極めている(?)
のはフォロワーさんなら察していただけていることと思います。
年間通してのトップセールス品番というのは、どうやら間違いない話のようでして。
5minutesも正しくその流れに乗ってはいるのですが、ご贔屓筋に行き渡ったとなると
ニューカマーを期待したくなるのは私ばかりではなかったようです。
待望論高まる、そんな感じかと。
そんな盛り上がりから生まれた「スタンダードシャツ」。
これからの“新機軸”になる自信作が出来上がった模様です。
フジトさんのシャツは“佐賀県・唐津製”がデフォルトになりまして、代表作のビッグシルエットシャツを
紹介するときには、『カジュアルアイテムなのにテーラードの技術がてんこ盛り』的なことを
お伝えしてきました。要は職人さんが一枚ずつ丁寧に縫ってますよ、といった話。
ただそうは言っても玄人寄り、私も含めたフリーク(?)向けに推し続けるのもどうなのかと?
複雑すぎない入門編=“エントリーモデル”を目指した結果が↑というわけです。
デザインや縫製はシンプルにしていますが、そうは言ってもよそさんのシャツと
同等の作りではあるので、何の不足感もありません。
逆にシャツの印象を左右する襟のステッチはこれまでのテクニックを残しているので、
強みを残しながらより身近に感じられる雰囲気に仕上がったように思います。
これまでのゆったり・幅広から、比較的中庸なレギュラー幅ということもあり、
ぶかぶかを敬遠していた方には朗報なモデルチェンジが図られています。
長い目で見れば王道的なシルエットやサイズ感のほうが喜ぶべき事実、
スタンダードの面目躍如といったところでしょう。
生地に関しては60双くらいのブロードな見立てですが、ストライプのほうが生地の硬さを
覚えるはずです。その辺はお好みの色・柄で選んでもらえればと。
そのうち自然と増えていくとは思いますが、朝晩の冷んやり対策で羽織って出かけるのを
皮切りに、↑のようなインナーでもお使いいただけるはずです。
Tイチ?から脱したけどいきなりの秋物は・・でしたら、シャツからが気分じゃないでしょうか。
お送りしてきましたFUJITOの「スタンダードシャツ」。
入門用に最適なを謳い文句に挙げながら、その実おいそれとは見かけない
芸の細かな仕様に、これまでのファンの方でも納得いただけるクオリティというのが
私なりの見立てです。
基本を押さえてこその応用だと思いますので、コチラをきっかけに
ブランドの気質を深く知っていただければと。そのように思います。
何はともあれコレクションの“新しい風”、感じてみてください。
宜しくお願いします。