suolo “IBEX”
suoloの「IBEX」をご紹介します。
いくら暖冬と言えども『店内暖房ゼロ』(?)とはいきません。
ストックしてある灯油が切れたタイミングでしたので、今年はこのまま補充しないでもと
思いましたが、そういえば通勤時は雪というかみぞれ(・・)
四の五の言わずにスタンドに足を延ばすことにします。
ただ暖房の付け過ぎは室内乾燥→のどガラガラ→コレってもしや・・
となるご時勢。
平日ほとんど人と接触しませんので(・・)、花粉症の心配だけしときます。
それでは供給過多気味ジャンルより、スオーロさんのアイベックスを。
前回のCROP2投稿の際、『全面改訂』のあーだこーだに触れていました。
大きなトピックになる“ミリタリーキャンバス”の登場に合わせて、いくつかNEWモデルを投下。
その中でかなりの反響を呼んだのがコチラになります。
当店に新しい風を入れ込みたく、評判を受けて流れに乗ってみることに。
IBEXの名の通り、グルっとバッグを覆うようなレザーストラップの使い方に出自が見えてくる、
そんなバックパックだと言えるでしょう。
バックパックなんていう今っぽい?ワードよりかは、リュックサックやナップサックと言った
オールドスクールな佇まいに、私などは安心感を覚えます。
スタンダードモデルでおなじみの「NAPPASAC」と共通する体なのかと。
その懐かしさに通じるのは、ヴィンテージのミリタリーバッグをベースにしたからでしょう。
私にはフランス軍のバックパック、それも“Lafuma”が手がけていたALPINE HUNTER。
いわゆる“マウンテンバックパック”へのオマージュが見え隠れします。
当時血まなこになってたどり着きながら、『フレーム入りのリュックって普段使いだと変態だよね』(?)
のひと言で泣く泣く断念した記憶が。今考えると背中にもダメージ負いそうですし。
そんな曰く付きバッグの面影を残したIBEXだけに、個人的な思い入れが益々増大。
背負えないヴィンテージよりガンガン使えるレギュラーをお薦めします。
それぞれのページで挙げている詳細画像で、おおよその特徴はつかんでいただけると思います。
補足事項を何点か。
巾着式のボディ本体+上ブタ+“ギボシ”ベルトという、スオーロさんらしい組み合わせ。
一見すると中身取り出しづらいですよねといった不安があるかもしれません。
まぁそこは親切設計になる「貫通式」ポケットの登場。
ジッパーを下げると内ポケットへダイレクトに手が入りますので、財布を含む小物への
アクセスが確保されています。
それと個人的な推しポイントになるのが、“フェルト付きストラップ”と“ハーネス”の存在。
↑の段落でマウンテンバックパックに触れていましたが、その根拠となりえる
荷重緩和の生地だったり屈強なリベット&レザーの重ね方だったり。
軍モノ由来の物々しさを残しつつ、トゥーマッチにならないスマートな見てくれ。
スオーロのアイデンティティが良く表れているはずです。
初登場アイテム、ましてやミリタリー由来となるとどうしたってシリアスになりがち・・
ここまでは話半分で耳に入れといて、ピュアな目で眺めて背負ってみましょう。
身体に対するサイズ感は↑のようなところですが、あらかじめやわらかくしてある
ミリタリーキャンバスの特性上、早い段階でくたっとした『たわみ』が生まれます。
もちろんそれはバッグを覆うレザーストラップにも。
荷重や摩擦、負荷の掛かり方はご自身のクセが直に反映します。
キャンバス×レザー製品の醍醐味、今回もお楽しみください。
お送りしてきましたsuoloの「IBEX」。
スオーロさんの取扱い開始以来のNAPPASACが丸みのある筒型に対して、
コチラは箱型とお伝えできるようなバッグです。
四角いとは言ってもそれは最初だけのこと。
前後左右、ついでに上下まで含めた形や色の移り変わりも大きな魅力。
長い目で見るキャンバス×レザーの味出しは、ナイロン勢には
容易に出せないところだと思います。
反響を呼んでいるNEWモデルです、ぜひ皆さんも触れてみてください。
それでは宜しくお願いします。