DEFY BAGS “Bucktown Pack”
DEFY BAGSの「バックタウン パック」をご紹介します。
なにも日曜の夜に投稿しなくても良さそうな濃厚アイテム(・・)ですが、
取り扱い始めて3年目に入りご存知の方も増えてますし何度か取り上げてもいる。
加えてここ数日での入荷ラッシュで、数日に一度の投稿では追い着かない気配。
私もスピードアップを図らねばなりません。
ということもあり、入荷以来ほったらかし(・・)にしていた感のあるDEFYのアイコン。
それでは見ていくとしましょう。
これは毎度のお約束。↑の『DEFY BAGSとは?』からご覧いただくことにします。
現状国内にはないモデルを載せるのは忍びないのですが・・
実は2018年にあたる昨年1年間、日本でのDEFYの流通はストップしていました。
要は日本への出荷はお休み、英気を養うといったことだと思います。冗談込みですが。
お伝えしづらい深い事情は割愛しまして、仕切り直しの上で無事再開が叶うことに。
様々な困難を経た末でのご用意は、やはりコチラからなんだと思います。
わざわざ無いモデルの画像を引っ張り出してきたのは、変更点がいくつか存在するからに他なりません。
仕切り直し=アップデート箇所はいくつか増えています。
まずはメインのファブリック。
以前のターポリンから“バリスティックナイロン”に更新されました。
(エージェントさんではコーデュラ記載ですが、本ちゃんのブランドサイトを尊重して
バリスティックで統一していきます)
それまでのターポリンが軍の払い下げということもあり、安定供給が叶わなくなってきた昨今、
現行の米軍でも使われているバリスティックナイロンへ更新。これがなかなか好評です。
ターポリンのバックパック、良くも悪くも『黒いカタマリ』感が特徴であったものの、
いくつか難点があったのも正直言われてはいました。
それを受けての素材変更でもたらされたのは、『軽量・やわらかさ・劣化しづらさ』ではないかと。
現代的なバックパックらしいヴィジュアルへの進化。これは歓迎すべきアップデートと言えるでしょう。
加えましてやけにツヤっぽいファスナー周り。
日本が誇るジップメーカー・YKKの“止水ファスナー=アクアガード”を豪快に使用。
メイン・サブ・スモール(小物)フォルダ用に計3箇所でアジャスト。
こんなゴツイ止水ファスナー、私も初めて見たかもしれません。
まぁこのサイズのファスナーなだけに最初はスムーズに開け閉め出来なさそうですが、
それを含めてのUSAクオリティ(?)。『無骨さの集大成』のように思います。
分かりやすいアップデートだと、ショルダーストラップにウェビングテープがくっ付いたが
挙げられます。
ミリタリーファンにはおなじみなディテールなだけに、ぜひ有効活用を。
そして前回まではコックピットのシートベルト?を思わせるパーツが
肩部分に取り付けられていた中、通常運転らしいバックストラップに更新されました。
これ、背負ったときに身体とバッグの間での密着度合いが弱まるので、
通勤・通学だけで背中が汗びっしょり→汗ジミが気になって仕事にならない夏・・
が軽減される、日本ではうれしいアップデートと見ています。
もちろんDEFYには欠かせないトゥーマッチなスチールバックルや緩衝パッドなどの
重厚パーツは健在。
生地を変えてやわらかさが生まれたことで、使い勝手の良さへの波及効果が
見られるようになったのは、皆さんにとっても喜ばしき変更になったはずです。
『ポケット一個増えただけで全然印象が違う。甲羅?っぽくない』
言い得て妙なユーザーレビュー。リアルなご意見を聞けたのは何よりでした。
前面に縦ファスナーが加わると劇的に見た目が変わる好例。
少し左に寄せてあるだけで、私などはシンパシーを覚えてしまうのですが。
駆け足でお送りしてきましたDEFY BAGSの「バックタウン パック」、
いかがでしたでしょうか。
何年も前の初見のときに感じた“USAメイドのディーター・ラムス製品”という
勝手な思い込みの熱が、ようやく店頭で伝わり始めたのを感じました。
実際ヴェニューではドイツ製バックルを使っていることもあり、双方に共通する
“工業製品の持つ美しさ”に、共感や納得を頂けてるじゃないかと思います。
ヘビーデューティだけに留まらない魅力、ぜひお確かめくださいませ。
宜しくお願いします。