New Brand “HICOSAKA”
新しいブランド、「HICOSAKA(ヒコサカ)」をご紹介します。
前回のsuoloに引続き、2018年度NEWブランド枠に参入しましたコチラ。
イレギュラーではありましたが、違和感を特に覚えないブランド・アイテムですので、
インポートに比べての“謎ブランド”感は少ないのではと思います。
(まぁ今春夏も若干仕込んでいますので、乞うご期待にて)
とは言っても初めてご覧頂くモノだけに、そこはきちんとご紹介しないといけません。
昨年の冬から始動、今春から本格稼動していくニューカマー。
期待のドメスティックということで、以下見ていくことにします。
新規ブランドに関して毎度この流れになり、たいへん恐縮です。
ブランドさんそれぞれHPをお持ちですので、共有しといたほうがベターかと。
ということでブランドサイトより↑。
オープン時より扱っているブランドのひとつに、5minutesでは「MANIERA」が挙げられます。
長年ブランドを切り盛りしていたデザイナーさんが、昨年満を持して独立。
ご自身の名前を冠したブランドをスタートさせた、そういった背景を持つのが
今回のHICOSAKAです。
15年間の経歴のうち、10ウン年はお付き合いがあることを省みると
だいぶ長い顔見知りの間柄なのは間違いありません。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。
デビューシーズンということで選ばせてもらったのは、今後のアイコンにしていく↑お二つ。
「クラシックキャップ」と「ワッチキャップ」。
8枚ハギのコンパクトなベースボールキャップに、2×1リブの折り返し付きのニットキャップ。
ヴィジュアルとしてはミニマルさで推していく、まずはそういったところかと。
とは言ってもそこは先行のMANIERA時代から続く、“ディテールの積み重ね”へのこだわり。
こまかな部分に現れています。
代表的なスペックとして、ここは別途挙げておきます。
キャップに標準装備されています、『コンビネーション“スベリ”』と『NATOベルト』。
コンビうんぬんは私が勝手に言っていることですし、2つのデフォルトをHICOシステム(?)と
呼んでいるのも、この場限りのスラングで留めておいてください。
それでもよそさんにはない、独自のアイデアではないでしょうか?
↑のフランスポインタが指しているグログランテープは、“緩衝材”な役目にあたるパーツ。
これをかましてあることで、頭部へのフィット感がだいぶ違います。ピタッとする。
ピタッとすると蒸れませんか・・な心配は無用です。
グログランはベンチレーション=通風の役目も兼ねているので、
キャップ内の熱気をいくらか排出する、その2つを担っているパーツになります。
ベルトに関しては、『穴がいっぱい開いていて調整し放題』以外に、
“NATO”のワードでミリタリーごころをくすぐられる、そんな効果もあるのかも(?)。
5minutes命名のHICOシステム、簡単な概略をお伝えしました。
直前まで『サージ生地』への思い入れを書き込んでましたが、共感しにくい方面に振れたので(・・)
もうひとつのアイコンに話題を。
こちらに関してはデザインうんぬんではなく、素材と編み立てが肝になります。
ずばり「スビンコットン」と「ホールガーメント」。
ハイクオリティを生み出す2大エレメントは、ここでも健在です。
10年前に比べれば相当身近になったスビンやホールガーメントは一旦置いとき、
今回気に入ったのは、入っているのか分からない“ナイロン糸”の存在。
コレが結構効いている気がします。
綿100%ニットの伸びを抑えてくれますし、伸縮の効きにもつながっているので
耐久性も大幅に向上。長く使っていく上でへたりにくいのは魅力的です。
駆け足ですがお送りしてきました、NEWブランドの「HICOSAKA(ヒコサカ)」。
いかがでしたでしょうか。
一応デビューコレクションということで、ラインナップの中から通年モノを選んだつもりです。
ブランドを知るきっかけになれば何よりかと。
今春からが本格稼動ということで、どうもよそさんの店頭でも少ないらしく、
現時点では5minutesと本家サイトでしかご覧頂けないんじゃないかと思います。
街中の誰ともカブらないレア感、今後メディアで取り上げられる前に試してみるなど、
MANIERAの元デザイナーさんが手がけた新機軸を、ぜひお楽しみになってみてください。
宜しくお願いします。