EEL(イール)E-EARL ジャケット
EEL(イール)E-EARL ジャケット、評判が良いようです。
5minutesでジャケットというと、LE LABOUREURと言った
カバーオールタイプのイメージかも知れませんが、
テーラード風な雰囲気を持つタイプは初めてだと思います。
カチッとしたジャケットの類いに触手が伸びないのは、
今の気分と言ってしまえばそれまでですが、
僕自身がスーツ畑に携わっていたので、
どうも考え方が偏ってしまっているところがあります。
触れば分かるような大そうなことは言えませんが、
それでも一応良し悪しぐらいは分かるつもりでいるので、
どうもカジュアルブランドさんのものには
合点がいかないと言うかなんと言うか...
それは置いといてですね、こちらのE-EARL ジャケット。
一見するとクラシックノリのテーラードジャケットっぽく見えますが、
誤解を恐れずに言えば「ニットジャケット」です。
ジャケット風に見えるニット=セーターみたいな。
そう思えた理由は着てみた感じでした。
肩パットや毛芯を省略していますので、
ジャケットにありがちな”重さ”とは無縁なところですし、
適度なフィット感はなんとなくカーディガンを思わせるそれです。
ニットの類いだと形にも依りますが、引っ掛かって着にくいなんてことはあります。
ですが裏地が付いている分、スムーズに袖は通りのでストレス知らず伸び知らず。
さらに綿の裏地ということで寒気がシャットアウトされて、スースーしない。
結果熱がこもって暖かいという、これがまた良く出来た仕様なんです。
秋冬の装いには欠かせないハウンドトゥースの柄ですが、
無地のように見えますので、
クセなく合わせて頂けるのもありがたいところです。
あと忘れちゃいけませんが、一番目を引きそうなところの「ボタン」。
そうです、革です。
僕が覚えて限りだと、確か軍モノ(フランス軍?)の
資材用の革のシートだったかベルトだったかを一個一個繰り抜いて、
後から加工を加えてボタンとして使える形にしたとか
(僕の想像も一部加わっている可能性もあり)。
なのでひとつひとつ微妙にですが、大きさや厚み、色合いと言った
質感が違うのが、手作り感というか職人気質な感じがして好感が持てます。
製品を丸ごと洗ってますので、良い具合でのシワ加減も
ガシガシ着て頂けるところかと思います。
個人的には太い軍パンなんかの、どカジュアル?なアイテムに
こういった品のありそうな(キレイな)雰囲気のアイテムを合わせて頂くのが
良いんじゃないかと思ってますんで、一度お試し頂ければと思います。
お薦めします。