MANIERA “KNIT QUILTING WATCH”
MANIERAの「ニットキルティング ワッチ」をご紹介します。
昨日までの段階でご紹介出来ていないものが数多い中、
最古参?ということが判明したのがコチラのワッチキャップ。
8月末の入荷(・・)でしたので、しばらく放置しておくのは良いと思いますが、
気付けば11月の上旬越え。危うくバックれたまま来月に突入しそうでした。。
アイテムの特性柄、12月のギフトシーズンでもと思いましたが、
色々撮影を進めている中で勝手に気分が盛り上がったこともあり、
本日取り上げることに。
連日繰り広げられる、濃厚なアウターやニットのブログばかりですと
胃もたれしてしまいますので、ほんわかした投稿にでも
してみようと思います。
ここ数シーズン、秋冬ではベーシックなワッチキャップを
意識的にご用意しているように思います。
オーソドックスなアイテムなんですが、思っている以上に意欲的な試みに
取り組んでいるところも少なくなく、↑でもご覧頂ける生地は、
MANIERAさんのほうでも“推し”のファブリックということもあり、
選ばせてもらいました。
「キルティング」の表記にあるように、格子状のステッチのようなものが
表面に見えるかと思います。
『綿入れて上から縫うやつね、アウターとかで多いやつでしょ?』
否、違います。
正しく言うとコチラは、“パイル生地”ということになります。
ふわふわに編み立てられたニット地に 、
裏地でご覧頂けるようなステッチを走らせる(インレイ編み)ことで、
キルティングのような見え方になった、特殊な製法の上に成り立つパイル。
パイルなだけに、肌触りの良さはもちろんなんですが、
編み物なので伸縮性も効いていて、被り心地が抜群なんです。
質感とすると、
『スポーツで使うジャージみたいな伸び方+毛足のあるタオル的なめらかさ』
というのが近いような。
前回のベースボールキャップ(完売御礼)の項でもお伝えしていましたが、
今季のコレクションで見られる裏傾向として、
「ストレッチの効果→生地がだれない(ゆるくならない)→長く使える
→プラス防寒性アップ→他にはないユニークなヴィジュアル」etc..
が見え隠れします。
定番のワッチキャップひとつ取っても、
ここまで微に入り細をうがったアレンジこそ
MANIERAの真骨頂なんだと、そんな風に今回は感じました。
近日中にはコーディネイトページも更新出来そうですが、
個人的に使い勝手・収まりの良さを覚えていることもあり、
こりゃ重宝するなというのが実感です。
ワッチキャップというと、どうも「カッコーの巣の上」的
ラギッドさが魅力だろうと思うのですが、
私としてはもうちょいマイルドな向きが好みだったりします。
ありがちなリブものでもなく、アクリル100%のムレやかゆみもない、
そのうえユニークでオリジナルティのあるデザインの面白さは、
共感頂けるポイントも多そうだと思っています。
↑クラシックなダッフルから、モダンなキャメルコートまで
違和感なくカバー出来ている辺り、私的評価もうなぎのぼりです。
ということでお送りしてきた、MANIERAの「ニットキルティング ワッチ」。
正直な話、ワッチキャップやビーニーの類いを被ることがほとんどなく(・・)、
ぼさぼさのクセっ毛を、
『これニュアンスなんで。わざとよ...』
とごまかしてしまうこともしばしば。反省しております。
防寒に限らず、スタイリングのワンアイテムとして、
無地のワッチキャップの万能さを、改めて思い出させてくれたコチラの品々。
自分だけでなく、皆さんにもその効能をお勧め出来ればと思います。
宜しくお願いします。