SALVI “espadrille”
SALVI “espadrille” Navy/Multi Border
NEWブランド、SALVI(サルヴィ)のエスパドリーユをアップしています。
こちらのSALVIなるブランド、昨年あたりからでしょうか?
巷でも見かけるようになりましたシューズブランドです。
MADE IN SPAINのニューカマーでして、
ジュートを使ったエスパドリーユは、そのリーズナブルなプライスも手伝い、
好評を博していると聞いています。
もともとソールを製造するファクトリーという出自のため、
ブランドそのものの情報はそう多くないので、
以下シューズに関して触れていきたいと思います。
アッパーにキャンバス、ソールにラバー、サイドにジュートといった、
昔から続くエスパドリーユのマナーに基づくSALVIのシューズですが、
一般的なエスパドリーユと違う点に気付かれたでしょうか?
これ、依然取り上げていたブログも参照頂ければと思いますが、
本来は利便性を考慮しまして、
左右対称=両足同じ形というのが基本です。
SALVIが画期的なのは、左右非対称=通常のシューズの形に
のっとった点にあります。
自分は伝統的なスタイルのものと、今回のような形の両方を
所有していますが、頑丈さでは後者の方に分がありますので、
もっぱらそちらを愛用しています。
外履き用としては、スリッパの様な作りの旧来型に比べ、
完全な外用の“靴”として作られているSALVI型の方が
靴底の厚みとクッション性がよく、偏平足の自分には大変助かるというのが、
実際のところだったりします。
で、SALVIのユニークなところは↑でもご覧頂けますが、ぐーっと内側に湾曲させた
“アナトミカルシューズ”というところです。
『日本人の足型に合わせたラスト』というのは、
おそらくこのことを言ってるかと思いますが、幅と甲の高さを持たせて、
足の負担を軽減するコンフォートシューズ型にしてある点には、
好感を持っています。
自分のようなギリシャ型の足でも、おそらくストレスが少ないような気がします。
多分。
シューズそのもののディテールなどは、該当ページをご覧頂くとしまして、
これぞスペインだと思ったのが、靴箱に入っている下げ札。
ファニーというかユルいというか、脱力気味のイラストには、
思わず頬を緩めてしまいそうです。
(私は「ダッセーな、コレ」と、独りごちました)
ちなみに、cosida a manoはハンドステッチ、
alpargata=アルパルガータ=エスパドリーユですね。
『ラ・リオハ州・Cervera Del Rio Alhama(リオアラのセルベラ地区)の
エスパドリーユ。手縫い仕立てなり。』
といったところでしょうか。
基本的には素足で履いて頂くのをお勧めしますが、ネイビーに関しては言えば、
ソックスの色合いや柄で遊びごころを加えて頂くのも面白そうです。
おいおいコーディネイトなどもお伝えしていければと。
ソールに関しては、実はあのブランドと同じファクトリーのものを使っている・・
とか、形が崩れないようアッパーにはちょっとした工夫が・・など、
隠れた見どころも多いSALVI。
その辺の秘密はまた別の機会ということで、まずはそれぞれをじっくりと
ご覧頂ければと思います。
宜しくお願いします。