ラジオ/クラシック。
Arvo Pärt “Spiegel im Spiegel”
ここ数年、熱心なラジオのリスナーという方にお会いした事もなく、
BGMとしてラジオを流しているお店なども、
あまり聞かなくなったように思います。
中学生ごろにラジオの深夜放送にハマるといった、何とも昭和的?
ノスタルジックな思い出もないため、番組宣伝やコマーシャルが入る
民放のAM・FM放送自体、日頃から敬遠している
(というか間違いなく聞かない)
自分としては、通勤途中の車内は、
好きなCDを音量ちょっぴり大きめで聴く恰好な場所です。
(この『ちょっぴり大きめで』というのが、
実はそうでも全くなかったということを、先日気付かされました...
漏れていたのがJ-POPなどでなかっただけ、良しとしましょう)
ただそんな私でも、毎週欠かさず視聴しているラジオ番組が2つありまして、
そのどちらも某国営FMさんのプログラムなんですが、
週末に放送している
「きらクラ!」
だけは、通勤途中には欠かさず耳を傾けています。
前者はピーター・バラカンさんがナビゲートする老舗ラジオ番組ということで、
朝から濃厚なブルースなども聴けてしまう、
爽やかな朝の時間帯を軽く超越している(?)ところが良いのですが、
ここ最近はふかわりょうさんをメインに放送する後者にハマっており、
一週間の始まりのルーティンプログラム化しています。
(自分は月曜の再放送を視聴)
『クラシックを気楽に楽しむ』
なコンセプトの番組ですので、20分も30分もある長尺な曲がない分、
クラシック素人な自分としても聴き易く、ふかわさんらの軽妙なトークも手伝い、
未開拓なジャンルだったクラシックに興味を持つきっかけにもなっています。
(この番組での氏の見識・博学ぶりを聴くにつけ、
「ふかわッ!」などと呼び捨てにしてはいけないことを
身を持って知りました。へたれ?イメージを改めた次第です)
番組内では“BGM選手権”がいたくお気に入りでして、
「これヤバッ!いいわ~」
などと独りごちながら運転しているのですが(・・・)、
確かその絡みかなんかで紹介されていたのが、↑でご覧頂けるCD。
アルヴォ・ぺルトの『鏡の中の鏡』という作品です。
クラシック音楽というと、とかくお高い・お上品な感じ(?)が
連想されそうですが、初めて聴いたときは、
ん?っぽくないなぁーが第一印象でして、
シンプルなリズムの反復にやられてしまい、
急いでA〇azonさんに届けてもらいました。
やられてしまった理由はいくつかあるとは思いますが、
どうもこのアルヴォ・ぺルトさん、ミニマル系の作曲家にもカテゴライズされるらしく、
グラスやライヒあたりと語られるということを知りました(wikiより)。
そりゃー耳が反応してしまうわけです。
これは良い音楽を知ることが出来ました。
現在、2枚目で「スンマ」も狙っています。
年末は“第九”が流れるように、クラシック音楽を耳にする機会も多いですし、
そうじゃなくても寝る時の掛ける、スリーピングミュージック代わりで
聴いている方もいるように思います。
既に何名かには突発的なマイブーム(?)として、
熱っぽくお勧めしているアルヴォ・ぺルト。
気に入っています。