6SHiKi “Basic” Shoulder Bag
6SHiKi “Basic” Shoulder Bag
6SHiKiの「Basic」を取り上げておきたいと思います。
ご好評頂いている6SHiKiのバッグですが、今回の入荷分あたりから、
ラインナップが少しづつ見直されているようです。
ほとんど覚えていない記憶(…)をさかのぼりますと、
「第一期から第2期に進んでいきますよー」
といった会話を交わしたようにも思いますが、
評判の良いモデルは継続しつつ、以前までとは異なるテイストも良いのでは?
な内容だったような。
そういう経過もありまして、店頭にはNewモデルの『Blow』が並んでいますが
(アップまでもう少々お時間下さい...)、
新しいデザインのバッグ以外に魅力的な提案として、
『Newカラー』が追加された品番があります。
それが↑のBasicです。
形自体の説明は過去ログでも取り上げてますが、
今回の入荷分から幾分刷新され、配色が“逆”になったことと、
落ち着いた色のラインナップに変更されています。
↑のアッシュグレー、今までどのモデルにも使われていない全くの新色で、
店頭でもおおむね高評価なんですが、評判の理由はなんだろう?
と考えてみると、以下に行き着きそうな気がしています。
展示会の時に耳に挟んだ、
「鈍色(にびいろ)」
なる言葉が妙に引っ掛かったので調べてみると、
↑の『薄鈍色』にぶつかりました。
普段、横文字礼賛寄りの自分ではありますが、
色の呼び名における日本語の充実ぶりは、向こうのそれ以上の
繊細さを毎度感じます。
昔の人々の豊かな想像力を想い偲んだりする訳です。
(鈍色にも「レギュラーの鈍色・青鈍色・薄鈍色」の3つはあるようです)
大昔から(ここでの言い方としては、「万葉の頃」からでしょうか)、
身近な存在の色として親しまれていた薄鈍色。
一番近いということでのアッシュグレーになるわけですが、
旧式の製法で作られる生成りの帆布と、薄鈍色とも言えるグレーの相性の良さは、
何となく感じて頂けるんじゃないかと思います。
クセの少ない落ち着いた色調だけに、
コーディネイト的にも組み合わせずらさはないはずです。
「グレーが嫌いな人ってほとんど聞いたことないなー」
と思っていたのは、遺伝子的に積み重ねられてきたからなのね
という事が、薄ぼんやりと分かった今日。
クラフト好きな女子(もちろん男子もですが)と、
意気投合出来る話のタネにでもなろうかと思いますので(笑)、
じっくりとご覧頂ければと思います。
宜しくお願いします。