EEL リンカーン
EEL “リンカーン” ホワイト S.M.L
前回お伝えしていました、EELの「リンカーン」をアップしています。
こちらのシャツ、毎シーズン新しいラインナップをリリースする
EELの中でも、数年前からどのシーズンでも欠かせない
定番シャツとして、繰り返し用意されているロングセラーアイテムです。
該当ページにも書いていますが、ボタンダウンというカジュアルなシャツ
(あくまで個人的な見解です)
ではあるものの、出自としてはドレスシャツのデザインや縫製なんかを
踏まえたもので、春から夏、秋から冬にかけてEELが提案している
テーマによく合致するものではと思い、改めてご用意した次第です。
定番だから、毎度同じものを作り続けるというわけではなく、
シーズン毎で各ディテールの微調整を加えているそうですが、
今シーズン(秋~ということですね)は、
『ドビーオックス』
の生地を使っています。
ドビーというのは『ドビー織り』の略称ですが、専用の機械で織り上げた生地を
指しまして、刺繍のような幾何学模様や等間隔の点線のようなストライプ、
ドットや花柄まで色々な種類があるので、
おそらく何がしかではお持ちなのではないかと思います。
今回のドビーオックスフォードですが、いわゆる普通のオックスフォード地より
表面のつぶつぶ(?)が大きい事から、立体的なデコボコ感が
くっきりとしてまして、そのことから来る生地の厚みや光沢を、
よりはっきりとご覧頂けるようになってます。
僕自身も、某シップスさんでドレスシャツに関わっていた時には
困ったらドビー(?)ということで、大変お世話になっていた記憶もあり、
非常に親しみを感じる素材です。
今後のコーディネイトも含めて、頻繁にご覧頂くことになりそうですので、
乞うご期待下さい。
ボタンダウンと言ってもひと括りには出来ず、
これまた色んな種類があります。
種類という言い方は正しくはないのですが、
↑でご覧頂くJames Mortimerと比べても、
やや印象が異なるんじゃないかと思います。
その違いは、襟腰の高さとポイント(カラー=襟そのもの)の
長さからくるものでして、それぞれ5mm~1.0cmほど違いが見てとれます。
リンカーンの方が高い・長いということですね。
大きさが出てくる分、芯地も入れてシャキッと立ちあがるように
成型してあるのが、リンカーンの持ち味だと考えると、
ジャケットとの相性の良さなんかも出てきそうですので、
季節が深まる頃には重宝するような気がしています。
そんなことを想像しつつのオックスフォードのボタンダウンシャツ。
じっくりとご覧になってみて下さい。
宜しくお願いします。