EEL Products “Merci Shirt”
EEL Productsの「Merci Shirt」が入荷しています。
前触れなく黒の半袖シャツが現れ、ん?な方も多いかもしれません。
こんなのアップしてますよーの週報ではノータッチでしたので、私ですら驚いてます。
昨日の快晴を持って、ようやくご紹介できる運びになりました。
ここまで引っ張らざるを得なかったのは私の非ではなく、生産上のアクシデントによるものですが
それについて取り立ててお伝えすることはありません。無事入荷しただけで良し。
大好きなヴァンゲリスさんの追悼を書きたいものの、本編を薄める訳にはいきません。
さっさと帰ってサントラを聴かねばなりませんので、とっとと進めていくとしましょう。
↑取り扱っていた履歴があることに2度目のびっくり。これで呼び名の不安はなくなりました。
イールさんの「メルシーシャツ」。
コレクションでは数年に1度は見かけている記憶はありますので、ある意味定番と言って
差し支えないような。当店においてはカムバック品番になります。
《袋縫い》と聞いてピンと来た方は熱心なフォロワーさんだと言えまして、
おなじみのサクラコートに連なるアイテムだとすれば、なんとなくイメージを描きやすくなるのかと。
当時のブログなだけに内容の薄さは否めませんが・・黒歴史?だと思って
↑のバナー先をご覧くださいませ。
今季のMerci Shirt、推しポイントが“ドット柄”になることに異論はないでしょう。
『異なる色・柄をドッキングして1枚にしたシャツ』でご好評いただいているシリーズ。
最近はアロハ系や花柄などのアグレッシブ?勢が続いていた中、
ようやく叶った水玉、それもブラックというのに好感を覚えました。
ガーゼほど薄くないけど透け感のある黒無地からやんわりのぞくドット。
配色の妙に始終感心するわけで。
私も長いことシャツの下に横縞Tシャツを持ってくる“透けボーダー”を提唱してきましたが、
重ね着せずとも1枚のシャツで完結できるのが今回のお品。
“透けドット”ということでお納めください。
黒いシャツですのでよく言えば落ち着いた大人風味、ただネガティブな見方だと
暗い・重い・昼が苦手(?)などが挙げられるところ。
Merci Shirtでしたらそんなマイナス面は感じないでしょうし、ボタンの開け方や
袖のまくり方でいくらでも“軽さ”は演出できるはずです。
まずは↑のようにひねらず袖を通し、良い頃合いを探っていただければと思います。
EEL Productsの「Merci Shirt」をご紹介してきました。
イール製品では欠かせない縫製=袋縫いアイテムの良さは、2層の生地の間に
空気が入ることで生まれる“ふくらみ”にあると思っています。
それは洗濯することで発生するわけですが、それに伴い生地のつれ&ズレも現れて、
袖口や裾先から裏地がチラチラ見える、そこも魅力です。
意外性のあるヴィジュアルのギャップと経年変化で育っていく喜び、
その辺りを含めてどうぞお楽しみくださいませ。
宜しくお願いします。