New Brand “Raymond Savignac”
新しいブランド、「Raymond Savignac(レイモン・サヴィニャック)」をご紹介します。
『ブランド?作家さんの名前ですよねコレ?』
ご存知の方からするとそんなご指摘を受けてしまいそうなお品。
詳しくなくても一度や二度(そうであってほしい)は見たことあるんじゃないかと思う、
そんなグラフィックが描かれていることでしょう。サヴィニャックさんの代表作↑。
本日はメルマガを発行した手前、気の利いた(?)前説はありません。
そそくさと本題に入っていきます。
プロフィールの下げ札が付いてくる親切設定、ビギナー・エキスパート双方に優しい心配り。
ミュージアムショップや雑貨屋さんに並んでそうなサヴィニャックTeeですが、
版権の関係もあり思いの他見かけることのないアイテムでした。
今回商社さんのほうで使用許可が取得できたそうで、一部ポスターがめでたく製品化。
公式プリントTeeということでご覧いただけることになります。
私もその昔、古着屋で血まなこになってディグったものの
『まず出てこないからー。あってもイリーガルだろうし』のひと言であえなく断念したジャンル。
海外の露店に置いてあるギリギリ?のフェイクにすら後ろ髪引かれました(ダメです)・・
ようやく正規なお品と対面できたことに、感慨深いものを覚えてしまいます。
何種類か用意されていた中から選ばせてもらった「エールフランス」。
3大メジャー作品(独断)のひとつを決め打ち。外すわけにはまいりません。
商品ページのほうでざっくり述べていますが、サヴィニャックの画風がよく表れた
好例なんだと思います。
ポスターなんで遠くから誰が見ても分かりやすいにつながる、鮮やかさや構図。
そんでもって笑いどこを押さえたユーモア込み。
こういうアイデア+とんち?、見習いたいものです。
あと語れるところが『往年のユーロTシャツに通じる伸縮性があるよねー』くらいなので、
珍しく別の切り口で進めます。
“サヴィニャック熱再燃のきっかけ”からのひとコマ↑。
昨年のことですが、出張の間隙を縫って訪れておいたのが「サヴィニャック展」。
中村橋に降りたのは学生の時以来だったかもしれません。どうだったか?
とにかくその時の出張はこれ優先のスケジュールの中、まさかの先行でTシャツに遭遇です。
平静を装いつつ会場に向かいます。
カタカナなければパリだよココ。
上のイラストがいちいちお洒落。枯れ草も良い感じです。
ちなみにイラストは地上10メートル超にあるので、ほぼ誰も気付いてませんでした。
いいオッサンが独りで顔ハメするのには抵抗があります・・
ましてやラブルールのジャケット着ていた気もするし。
え?あの人コスプレ?と思われていても後の祭り。
熱狂的なファンとしてやり過ごしたはず。
展示内容はこのサイトがきれいで分かりやすいかと。
リンク切れない限りご覧いただけます。
西武線ユーザーだった身からすると「としまえん」には目が向いてしまいます。
ちなみに“7つのプール” ももちろんサヴィニャックの直筆。
クライアントから渡された意味不明な日本語?を見よう見まねで描く様子、
微笑ましい光景が目に浮かびました。
ざーっと駆け足でお送りしてきましたサヴィニャックのプリントTee、
いかがでしたでしょうか。
正規のプリントうんぬんはさておき、独特なフレンチポスターワールドを見るだけでなく
“身に着けて”楽しめるのは、こういうグラフィックTeeの良いところだと思います。
こちらのTシャツをきっかけに、街中のどこかで遭遇するかもしれない
サヴィニャック探しもお勧めです。
それでは宜しくお願いします。