FUJITO “Jungle Fatigue Jacket”

2017.02.22 / アイテム

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

FUJITO “Jungle Fatigue Jacket”

 

 

 

FUJITOの「ジャングルファティーグ ジャケット」をご紹介します。

 

 

 

昨日出張ついでに、2017年もっとも渇望していた展覧会に参加してきまして、

英気を養いました。in 天王洲アイル。

 

この場所だけでピンと来た方は我が同士、まだ行かれてないようでしたら

ぜひとも行くべきロックンロールショウ、観覧をお勧めします。

 

 

っとこの流れでいくと観覧レポ、ヘッドホンは最後まで付けてないとダメ的

話に陥るので、本日のところは自重。

 

本題に入っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

毎シーズン展開されるコレクション内で、『今季はコレです』な

推しのアイテムは、都度用意しているように思います。

 

 

先日差し替えた特集ページのバナーでもドンと打ち出していますが、

春夏ではブルゾン・ジャケットの類いを必ず物色している中、

私の目論見とブランドの提案が合致した2017年春。

 

それが今回の「ジャングルファティーグ ジャケット」のように思っています。

 

 

ミリタリーアイテム、特にソフトジャケットの中でも

名作扱いになるコチラのアイテム。

 

以下細かく見ていきましょう。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

“ジャングルファティーグ”を一から説明していくと帰宅できなくなるので(・・)、

かいつまんでお伝えします。

 

 

商品ページでも書いてあるように、

60年代前半にベトナム戦線での熱帯用衣料

というのが、おおよその概略になるジャングルファティーグ。

 

モデルとしては3rdタイプまで作られていましたが、デザインはほぼ引き継がれており、

『4ポケット付きのシャツジャケット』

というヴィジュアルをご覧頂けます。

 

 

フジトのジャングルファティーグも、オリジナルの要になるデザインは

しっかり押さえつつ、素材・シルエット・ディテールをアップデート。

 

濃い目のミリタリーウェアに位置付けられるアイテムを、

今の時流にあったテイストにアレンジしました。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

ジャングルファティーグの魅力と言えば、独特な形状のポケット

(ドレンホールが隠れたマチ付きポケットというのが泣きのポイントですよね)

なんですが、フジトのアイデアとしてオリジナルにはない、

ハンドウォーマー仕様=横入れポケット

が加わっています。

 

これは気の利いた着眼点。ディテールチェンジ、ありがとうございます。

 

 

 

私としては今回のジャングルファティーグ、

ジャケットというよりかは「ブルゾン」の側面もありだと見ていますが、

やはり横入れポケットでないと“手の収まりどころ”が不安定なだけに、

こういうワンアクションが加わることはウェルカム。

 

ちょっとした立ち姿でも、スタイルアップにつながる感はあるはずです。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

ここもフェイバリットポイント。両脇の“ダーツ”&“ウエストバンド”。

 

 

オリジナルだとサイドストラップのある/なしなはずですが、

ウエストにも絞りが効いている、いや効き過ぎているのが

どうも気になる点でした。

 

フジトではボックス型のシルエットをダーツで無理なくシャープに、

バンドも加えることで前面のガチャガチャ?したデザインとの

バランスも整ったように思います。これが良い。

 

 

着丈も短くアップデートされたことも

自分好みを反映してくれた、ブルゾン感を強めているところでしょう。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

オリジナルにある尿素系ボタンでなく、スナップ式のボタンに変更してあるのも

使い勝手の良いところかと思います。

 

この辺はご好評頂いている「マウンテンパーカ」にも通じる、

2WAYで閉められる袖口ですね。

 

 

 

フジトのアウター群では専売特許的なデザイン、

ピース付きの“セットイン&前振りスリーブ”はここでも健在でして、

シャープな肩幅&腕ぐりなんかは、ベルス〇ッフを思わせる必殺のパターン。

 

抜群なシルエットの良さを生み出す、秀逸スタイルです。

 

 

ミリタリーウェアと相性の良いテーラードのテクニックを、

今回も心置きなく味わって頂けるように思います。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

素材に関しても抜かりなし。

ファブリックでは『ピマコットン×フランダースリネン』が選ばれました。

 

 

ほんのり横にフシが走った生地、リネンならではの質感が表れていますが、

着用や洗濯を繰り返すことで生まれる生地の“ふくらみ”、

これもまた風合いが増していく乙なポイント。

 

 

生地そのものの波打つ感じもそうですし、↑で見られるパッカリングの出方などは、

エイジングを楽しむための繊細な気配り。

 

ガンガン洗ってワシャワシャ(?)にして着る、

夏場なんかでもさらっと羽織りやすいこと請け合いです。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) ジャングルファティーグ ジャケット(カーキ)

 

 

 

 

いきなりのブルゾン投入には、まだ寒さも残るでしょうから、

まずはインナーとしての肩慣らしはいかがでしょうか。

 

 

シャツジャケットだけに無理のない重ね着ですし、

着丈が長くない分、あれやこれやとアウターとの組み合わせを悩む心配もなし。

 

年間通しての着用につながるのも、ありがたいところでしょう。

 

 

 

 

お送りしてきましたフジトの「ジャングルファティーグ ジャケット」。

 

 

カーキ色のアイテム、なぜか例年以上に豊富な用意になってますが、

こういった明るめのトーンなら、クドさ全開?のミリタリーくささを

そこはかとなくやわらかく見せてくれる、

その辺りも新鮮さを覚えやすいところだと思っています。

 

コレクションの自信作になるアイテム、じっくりとご覧になってみてください。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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