FUJITO B.D Shirts “White Oxford”

2013.05.08 / アイテム

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

FUJITO B.D Shirts “White Oxford”

 

 

 

FUJITOの「B.Dシャツ」をアップしています。

 

 

 

こちらのB.Dシャツ、当店でも先シーズンから取り扱いしてまして、

おおむね内外ともにご高評頂いています。

 

本来でしたらもう少し早い段階でご紹介出来たら良かったのですが、

ハンドソーイングの部分が絡んできますので、

結構入荷自体が遅れることに...

 

 

つい先日お店に届きましたので、負傷の身に耐えながら

早々にアップした次第です。

 

 

 

個人的にも白いシャツを新調したかったこともあり、

待望の入荷になったわけですが、改めて袖を通したり眺めるにつけ

思うのが、“よく出来たシャツ”だということ。

 

普段は辛口の寸評が多い自分ですが、

ようやく手に入れられた嬉しさも手伝い、妙に気持ちも高ぶっています。

 

 

シャツ自体は定番アイテムで、前回の思い入れ満載ブログ(?)で

既にお伝えしてますが、復習がてら、

過去ログもプレイバックしながら進めていきます。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

 

 

 

 

内容的に重複しますので、前回の長いブログもご覧頂きながら行きますが、

既におなじみなディテールでもある『隠しBD』、今回も健在です。

 

 

いまだに非ボタンダウンに対する、熱い信仰心(?)を備える自分としては、

見た目レギュラー・役割B.Dというディテールは歓迎すべきところ。

 

さらに言いますと、非オックスフォードという教えにも従順な自分ですので、

もう10数年以上はカジュアルなオックスフォードシャツに

袖を通していませんでした。

 

 

今回趣旨変えに至った経緯としては、糸の番手が細いピンオックス生地と言うことで

ドレッシーな様子がだいぶ強まり、いわゆるアメカジ的な薫りが少ないところです。

 

親ヨーロッパな自分の琴線に触れる、そんな微妙な提案の仕方のあたりに

好印象を持ちました。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

 

 

 

 

FUJITOのB.Dシャツを語るに欠かせない、“ハンドソーイング”の数々。

 

 

この辺は前回のブログでも触れていますが、

イタリア仕込みのテーラーメイドの流れを受け継ぐディテールとして

見逃せないポイントだと思います。

 

グリカン・根回し・いせ込み・逆ハの字ダーツ...

 

一般的なシャツではそうそうお目にかかれるものではないですので、

この機会に改めてご覧下さい。

 

 

 

あまり載せたくありませんでしたが、比較画像なども1つ2つほど。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

 

 

 

 

これはモノの性質が全く違うので、比較対象にしてはいけませんが、

ドレスシャツとカジュアルシャツの違いということで。

 

 

首周りにフィットさせるような、なだらかにカーブさせたパターン(型紙)に、

芯地を入れて堅牢度を上げた縫製など、なかなか見応えのある部分です。

 

と、この手の専門的なことをお伝えするのには自分の筆力が足りませんので、

詳細は店頭でご説明させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

 

 

 

 

この辺の剣ボロの処理(始末)の仕方も、改めて感心させられたところ。

 

 

丁寧な玉縁処理というのも泣かせるやりかたですが、

ここまで来ると??な方も続出すると思いますので、

興味のある方は直接お問い合わせ頂ければと思います。

 

トークというより、一方的なスピーチになる可能性もありますが・・

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) B.D シャツ(オックスフォード)

 

 

 

 

ということでお送りしたFUJITOのB.Dシャツ、

いかがでしたでしょうか?

 

書き方が散漫となり、内容が伝わりづらいようにも見えますが、

本人の思い入れの裏返しとして、

温かく見守っていただけますと幸いです。

 

 

大きな枠で見ますと、ベーシックアイテムのオックスフォードの

ボタンダウンシャツですので、はっきりとした違いを見分けにくい

ジャンルのものです。

 

なんですが、

「世に氾濫する既製品の中にも、こういう取り組みをしているものがあるのね?」

といったところを、皆さんに知って頂ければと思い、

今日のところはお送りしました。

 

 

 

個人的には、↑のようにあまりヒネらず普通に着ることが多そうですが、

こういうオーセンティックでシンプルな着こなしの分、

細部にはこだわってみましょうというのが、

自分自身の気分だったりする今日この頃。

 

何かしらで引っかかるところがありましたら、嬉しい限りです。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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