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Vol.21 NEPP CHAMPION WEAVE 「VIKKI2&VICHY」
素材・生地
『NEO - Masterpiece』
~ 名作に比肩する、「新たな」存在 ~
チャンピオン=リバースウィーブと言っても過言ではないくらい、スウェットのルーツでありオリジナルであるのは異論を挟む余地はありません。1934年に生まれたこの名作も、時代の変遷とともに綿100%からポリエステルなどの素材が混紡されるなど、日々進化を遂げています。
FilMelangeの「VIKKI2」は、ただ往年の名作が持つ優れた部分をなぞらえるだけでない、真っ向勝負を挑んだスウェットです。ツイードなどで用いられる太いくず糸入りのネップヤーンを細いオーガニックコットン(!)で製作、さらに強度と厚みを持たせるために、吊り編み機で膨大な時間と手間をかけて超高密度の裏毛生地にするという、オリジナルを超えるために開発された「入魂」の素材です。
良く例えられる、「外はカリっと香ばしく中はふんわり柔らかな、焼きたてのフランスパンのよう」という比喩が最も相応しく、かつ体感することの出来るのが、FilMelangeの自信作「VIKKI2」の持つ魅力と言えます。
製法・ディテール
リバースウィーブとは洗濯のよる収縮を解消するため、身頃の縦編みの生地を横向きにし、両脇を縦方向のリブ編みにした“サイドアクション・リブ”を持つスウェットを指しています。アメフトのアンダーウェア用であったことから、競技時の肩や腕の動きを確保するために、肩ぐりを大きく腕回りを広くし、ずり落ちないよう袖先を細くするという独特な形状を持つものです。
「VIKKI2」は現代的な観点から脇ぐり・腕回りを細くし身幅も修正することで、よりシャープなイメージを感じる事の出来るスウェットパーカです。スタイルは変われども、ヴィンテージ感を強める要素は細かなディテールへのこだわりで表現。
ブランドアイコンの「メランジッパー」裏の受け生地には、厚手の綿テープを採用し、へたりにくいVゾーンを演出。また先行モデルから一転、襟元もスナップボタンによる2WAYでの着用が出来るようアップデートされています。
もちろん縫い目のない肩線や、強度を上げる4本針の“フラットシーマ”による縫製など、機能性を追求するために生み出された、オリジナルのヴィンテージスウェットの持つディテールも健在です。
NCW(ネップチャンピオンウィーブ)素材は頑丈さと型崩れの少なさを持つ半面、難易度の高い縫製を伴う事から、特にボトムスに関しては長らく廃番の憂き目にあっていました。言わば“幻の品番”とも言えるのが、こちらの「VICHY」。
そんな逸話を持つアイテムは単なる「スウェットのパンツ」ではなく、クラシックなディテールを盛り込みつつ現代的にモディファイドされたものです。
内股部分の負荷の掛かる箇所は、リバースウィーブによる処理。サイドシームを入れない=シームレスの仕様による、包まれるような肌触りと流麗なシルエット。共布によるサイドポケットの袋地には、さりげなくOGラフィー天竺生地を採用するなど、ヴィンテージアイテムの持つ優れた機能美に対する、FilMelangeらしい再解釈=Rebuildが数多く見られます。
気密性が高く膝の出にくい特性を持つ「VICHY」は、生半可なボトムスとは異なる、“ヘビーデューティ”そのものを具現化したもの。スウェットパンツの持つイメージを覆してくれる、新感覚のボトムスと言えるでしょう。
スタイル・コーディネイト
表地がナチュラルコットン、裏地がオーガニックコットンのスウェットパーカは、重みを感じさせる肉厚な素材感と暖かみのある裏地から、秋冬のミドルアウターとしても充分耐え得るものです。天然素材の持つ最高の心地良さを味わうためにも、カットソーをメインにしたインナーの上に気軽に羽織るスタイリングをお勧めします。
またスナップボタンの存在により、防寒としての役割に加え、開け閉めによる微妙なニュアンスの表現が出来るのも嬉しいところ。シンプルなデザインの中の絶妙なアクセントとして、効果を期待出来ます。
スポーティなイメージの強いスウェットパンツは、色使いをモノトーン気味に控え目にまとめることで、普段とはひと味違ったスタイルが可能です。アウトドア~カジュアルな着こなしでも、そのヘビーな質感が、頼もしい相棒となって身を守ってくれます。
機能的でどんなコーディネイトにも染める事が出来るボトムスも、ぜひご一緒に味わってみて下さい。『5minutes-Style』もご覧下さいませ。














