連載。~あずみ野かわら版 Vol.37~
「あずみ野かわら版」が発行されました。
月イチの連載も37回を数えるとなると、
はい、おかげさまで3年とひと月続けさせて頂けてます。
ありがたいことです。
最近はネタとかそういうところではなく、
「そやの先生に引き離されないようにしよう(笑)」
の気持ちで、入稿しています。
それぞれのジャンルのオーソリティーの方と比較されると困りますが(...)、
面白い紙面作りに貢献出来ればと思っています。
他連載陣のコラムにご興味ある方はご一報下さい。
別途郵送します。
さて、今回はずばり「雑納(ザツノウ)」なんですが、
このブログの読者でご存知の方どれだけいるんでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃれば、相当なミリタリー通か、
自分で綿花から糸を紡いで何か作っていますー的
作家さんではないかと思います。もしくは一定の年代以上の方。
若者?はまず使わないでしょう。
平たく言えば、「バッグ」のことです。
「雑納」で検索して頂ければ即気付きますが、
ほぼミリタリー・サープラス系のサイトにしかぶつかりません(笑)。
バッグとは言うもののその実は、
「梱包物を限定しない、上蓋の開閉により収納可能な多目的用途の袋」
とでも言えるのでしょう。
広義でいう“ショルダーバッグ=肩掛けカバン”なんかも、
近そうな言葉です。
雑納という言葉がミリタリー系、特に自衛隊周辺で頻出されるのは
理由があるのですが、その昔、隊内では横文字の使用は
原則禁止の風潮だったそうです。
そういういきさつからバッグという呼び名ではなく、
雑納という呼び名を現在でも使っているそうです。
鞄(カバン)じゃダメなのか?という疑問もありますが、
詳しくは分かりません...
推測ですが、鞄の語源から来る
「(革製などの)箱型の入れモノ」
なイメージが、そぐわないことからだとは思います。
そんなことでの雑納ですが、パッと見当店でも
それっぽいのが数多く見られます。
軍モノは当然のところですが、6SHiKiで用意しています
メッセンジャーバッグもデザインの差異があれども、
ジャンル的には合っています。
そういう観点で考えると
『半世紀以上の袋モノの変遷』
をお店でご覧頂けるという、願ったり叶ったり(?)な現状です。
面白い。はず...
とは言え、
な方もいらっしゃるかと思います。
素晴らしいデッドストックが最後に残ってました。
近日中にはアップする予定です。