連載。~あずみ野かわら版 Vol.37~

2011.06.22 / アイテム

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「あずみ野かわら版」が発行されました。

 

 

 

月イチの連載も37回を数えるとなると、

はい、おかげさまで3年とひと月続けさせて頂けてます。

 

ありがたいことです。

 

 

 

最近はネタとかそういうところではなく、

「そやの先生に引き離されないようにしよう(笑)」

の気持ちで、入稿しています。

 

それぞれのジャンルのオーソリティーの方と比較されると困りますが(...)、

面白い紙面作りに貢献出来ればと思っています。

 

他連載陣のコラムにご興味ある方はご一報下さい。

別途郵送します。

 

 

 

さて、今回はずばり「雑納(ザツノウ)」なんですが、

このブログの読者でご存知の方どれだけいるんでしょうか?

 

 

ご存知の方がいらっしゃれば、相当なミリタリー通か、

自分で綿花から糸を紡いで何か作っていますー的

作家さんではないかと思います。もしくは一定の年代以上の方。

 

若者?はまず使わないでしょう。

 

 

 

平たく言えば、「バッグ」のことです。

 

 

「雑納」で検索して頂ければ即気付きますが、

ほぼミリタリー・サープラス系のサイトにしかぶつかりません(笑)。

 

バッグとは言うもののその実は、

「梱包物を限定しない、上蓋の開閉により収納可能な多目的用途の袋」

とでも言えるのでしょう。

 

広義でいう“ショルダーバッグ=肩掛けカバン”なんかも、

近そうな言葉です。

 

 

 

雑納という言葉がミリタリー系、特に自衛隊周辺で頻出されるのは

理由があるのですが、その昔、隊内では横文字の使用は

原則禁止の風潮だったそうです。

 

そういういきさつからバッグという呼び名ではなく、

雑納という呼び名を現在でも使っているそうです。

 

 

鞄(カバン)じゃダメなのか?という疑問もありますが、

詳しくは分かりません...

 

推測ですが、鞄の語源から来る

「(革製などの)箱型の入れモノ」

なイメージが、そぐわないことからだとは思います。

 

 

 

そんなことでの雑納ですが、パッと見当店でも

それっぽいのが数多く見られます。

 

 

軍モノは当然のところですが、6SHiKiで用意しています

メッセンジャーバッグもデザインの差異があれども、

ジャンル的には合っています。

 

そういう観点で考えると

『半世紀以上の袋モノの変遷』

をお店でご覧頂けるという、願ったり叶ったり(?)な現状です。

 

面白い。はず...

 

 

とは言え、

いきなりミューゼットバッグ、SOLD OUTですか?

な方もいらっしゃるかと思います。

 

 

 

 

 

 

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素晴らしいデッドストックが最後に残ってました。

 

近日中にはアップする予定です。

 

 

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