連載。~あずみ野かわら版 Vol.31~

2010.12.15 / アイテム

 

 

 

 

「あずみ野かわら版」が発行されました。

 

 

 

自分の引き出しの少なさに、毎号毎号ひやひやしていますが(...)、

3年近く連載を持たせてもらってますと案外何とかなるものでして、

余裕を持って今月も入稿出来たような気がします。

編集長の手を煩わせる事はなかった模様です(笑)。

 

 

ずばり、今回は『Yarmo ドンキーコート』が念頭にあったわけですが、

実際のところ、現地でこの形状のアイテムがドンキーコートと呼ばれているのかは、

確認出来ていません...

 

諸説あるようですが、どうもこのドンキーコートという名前、日本のメーカーさん

(日本の服飾史を彩る、某アイビーメーカーさんですね。V〇Nさん)が

名付けたとも言われていて、

現地での正しい呼び名までは調べきれてませんでした...すいません。

 

この辺はおいおい追っかけて行きたいと思いますので、

判明次第ご報告出来ればと思います。

 

 

 

さて、今シーズンのYarmoのドンキーコートですが、いくつか変更点があります。

 

パッと見、違いというの見当たらず(というより先シーズンまでと一緒)、

強いて言えば裏地のキルティングの色がオリーブグリーンになったというのが、

一番分かりやすいところなんですが、

実は「素材=生地」がヴァージョンアップされています。

 

 

先シーズンはウール78%・ナイロン22%というメルトン生地だったんですが、

今シーズンよりウール100%に更新されています。

 

ナイロンが混紡されているものに比べ、ツヤ感を抑えたドライな質感とでも

言うのでしょうか?

よりメルトンらしい重厚さが備わって、見た目以上の暖かさを

感じて頂けるはずです。

 

 

さらに個人的なポイントを上げてくれたのが、その「復元力」の高さです。

 

納品の際、畳まれて送られて来ますので、

頑固な折りジワというか畳みジワが付いていて、これがなかなか取るのが

面倒くさいんです。

 

大量なスチームを当てないとならない訳ですが、今回のYarmo、

ウール100%ということもあり、まっさらな状態に戻すのに短時間で済みました。

それも加湿器のスチームで(笑)。

 

 

こういった生地の復元力は、素材そのもののクオリティーに依りますので、

その点からも今年のYarmo、コストパフォーマンスだけに留まらない

魅力を備えたアウターかと思います。

軽く・暖かく・扱いやすいの、走攻守揃ったアウターを

強くお勧めさせて頂きます。

 

 

あと「EELのサクラコート」、取り急ぎアップしてますのでご覧下さいませ。

宜しくお願いします。

 

 

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