LE LABOUREUR(ラブルール) クラシックワークパンツ

2010.02.21 / アイテム

 

 

 

 

先日チラッとご紹介しましたこのワークパンツ、

非常に珍しいというか面白みがあるというか、簡単に言いますとひとこと、

『雰囲気ある』

パンツなんだと思います。

 

 

 

この『雰囲気』という、かなり抽象的過ぎて分かる人にしか分からない

言葉ですが、お店側からすると、

 

「良く分かんないけど?格好良いものとかお洒落とされるものを表す、

ナイスな魔法の言葉(?)」

 

とでも言えそうなものです。

 

 

 

個人的にはですが、この魔法の言葉を

積極的に使ったという記憶はありません、おそらく。

いつも思うんですが、腑に落ちない気がしてならないんですね、何となく。

 

男性とか女性でも、個性的な人を表す際に、

「あの人雰囲気ありますよね~」

とかを聞いたりすることがありますが、一体どんな雰囲気なのか?

疑問に思うところです。

 

 

 

やや批判めいたようなブログになりかけてますので(...)

話を戻しまして、LE LABOUREURのワークパンツ

『雰囲気』

の説明をさせて頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細かいディテールの説明等は、

意外と商品の詳細ページで出来てしまっているので省略します。

 

で、↑は、”ホッチキス、もといステップラーでパンツ本体に直に(...)

付けられているフライヤーです。

 

 

 

何度か翻訳にトライしたんですが、どうも“METIS”の意味が分からないので

不十分なんですが、

「往年のキャンバスパンツ」

的なことを述べているようです。

 

 

自分らの持っているコットン×リネンのファブリックを使って、

往年のキャンバス素材の服を作りました

(相当な異訳な気もしますが不問で)、

と言ったことが書かれているようです。

 

 

 

なんでリネンが混紡されているものが珍重気味かと言いますと、

繊維的な強度などの機能性の高さもそうなんですが、

戦時中(ここでは広く1930~40年代だとします)は、

綿そのものの流通量が不足していた時代です。

 

フランスはリネンの元になるフラックス自体が

容易に手に入る地域でもあったことからも、

綿との混紡などで幅広く使用されることになります。

 

戦後、アフリカ大陸からの物流状況の改善もあり、綿そのものの

流通量が増えたことも要因として、

リネン混の衣類はジョジョに徐々に減少していき、

現在に至るということになります。

 

 

一概には言えませんが、ヴィンテージと言われるものに

リネンが混紡されているものが多いのは、

そういった背景も関係しています。

 

 

 

 

このLE LABOUREURのパンツが、リアルヴィンテージそのもの

と言う訳ではありませんが、少なくとも“往年”

(この言葉自体も重々しさがあります)

の素材の持つ質感を再現している点で、

ヴィンテージの持つ荘厳な“雰囲気”を感じさせているんだと思います。

 

 

単なる作業着=ワークウェアと呼ぶには、

ちょっと申し訳ない気がするコチラ、

改めてご覧頂ければと思います。

 

 

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