EEL Products “Sakura Coat sumisome”
EEL Products “Sakura Coat sumisome”
EEL Productsの「サクラコート sumisome」をご紹介します。
店内に置いてあるチェアやテーブルといったインテリアの類いは、私の使っていたものに
他ならないので、おうち感や事務所(体よく言えばオフィス)っぽさがあろうかと思います。
久しぶりに興味をお持ちいただけた機会があり、不必要なウンチク?をお伝えしながら
思ったのは、『あれ?結構ええモン置いてあるぞココ』ということ。
ひいき目に見てもほどほどなブツが鎮座していることに気付きます。
一個一個自慢げに?取り上げるのは時間がないのでアレですが、
見る人にとってはプチ宝の山感を覚えそうなマイオフィス兼マイハウス。(もちろん住んでませんが)
お越しいただけた暁には、実りある会話につながるはず。それが一方通行であってもですが・・
皆さんにとっての宝の山は、店頭にどっかり届いた春の新作かもしれません。
遅れていましたサクラコートのイヤー リミテッド、sumisome(墨染め)が届いています。
熱心なイール フォロワーの方からすると、『今年は2年に1回の限定モノ出るらしいよ』で
ご記憶の方がいらっしゃるような。前回までは「藍を込めて」でリリースされていたあのモデル。
そのハイエンドシリーズが装いを新たにしてカムバック。2019年仕様で降臨した次第です。
ウィンドウをもうひとつ開きまして、前作と比較しながら読み進めると理解が早そうかと。
サクラコートの基本スペックはそのままに、生地&付属と“染め”にこだわった提案で
継続しているハイエンドシリーズ。
↑でご覧いただける、色の濃淡が出やすいヘリンボーン生地を幽玄なニュアンスの「墨染め」で
仕上げています。色としてはチャコールで統一ください。
藍染めや墨染めの良さは、均一でない色落ち=エイジングが特徴です。
ここでは日焼けや摩擦による色あせに加えて、“丸洗い推奨のサクラコート”だけに
お洗濯による色の変遷は、既存モデル以上に楽しめます。
今回墨染めにアップデートされたことで私が感じたのは、
『憧れだったフレンチヴィンテージにまた一歩近づいたな』ということ。
ブラックのシャンブレーやデニムの色あせた様子を思い浮かべています。
白の生地で作ったコートを丸々製品染めしていく様子。
この重量と面積を持つアイテムだけに作業の大変さといったら・・
納期が遅れたのにも合点がいくように思いました。それだけボリュームがあるんです。
今からのスプリングコート対応は当然としつつ、このウェイトなら暖冬を超えられる気配を覚えます。
前回から続いて“黒のコーマブロード”は継続な中、ボタンが↑に変わりました。
フチを削ってない円柱型のナットボタン=厚さ4mm。
これがヴィンテージに通じる無骨さにつながっていて気に入っています。
造形的に丸っこいモノよりかはカクカクしたほうに惹かれる自分、
ぜひその厚みと入れにくさ?をお確かめください。
難しいことはこの辺までにして、ひとまず羽織ってみます。
他のアイテムの撮影込みな手前、チノパン一緒とか靴色違いなネタ不足?と思わせつつ、
シワの様子やムラに統一感を持たせたスタイリングが結果オーライ。
コーディネイトページの更新に期待が持てます。
昨日の陽気だとだいぶ現実味のある装い方、まずは参考としてご覧くださいませ。
EEL Productsの「サクラコート sumisome」、いかがでしたでしょうか。
レギュラーモデルはいくぶん明るい色目(今季はネイビーがありますが)なことから、
全員が全員大好物ですとお伝えしずらいところもありました。
オノブルーは明るすぎる、おおむねそのようなご意見だったかと。
一転ハイエンドモデルになる染めシリーズでは、加工の特性から落ち着いた色調が持ち味。
エントリー=入門編にはない豊かな表情にご満足いただけるはずです。
ウールのコートと比べても引けを取らない気密性、今すぐの衣替えでも先走り感なし。
数量・イヤー限定のサクラコートにも、ぜひこの機会に触れてみてください。
それでは宜しくお願いします。