FUJITO “Mountain Parka”

2016.11.11 / アイテム

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ

FUJITO “Mountain Parka”

 

 

 

FUJITOの「マウンテンパーカ」をご紹介します。

 

 

 

この時期ともなると、寒い室内では指先がかじかんでしまい、

マウスやキーボードの扱いには苦労させられます。

え、暖房付けてるんでしょ?と言われてもゴニョゴニョ・・

 

 

そこで対処法としまして、手袋をはめるようにしていますが、

昨年より導入した『3本指なしグローブ』(正式名称分からず)が好調です。

 

どうやら100均でも売っているようなんですが、私のはMANIERAさん謹製のお品。

非売品だけに大切に扱っていこうと思います。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(ネイビー)

“navy”

 

 

 

余計な話は程々に、マウンテンパーカの核心に迫っていく本日の投稿。

 

 

 

FUJITOさんでは初めてのリリースになるコチラ。

 

 

毎シーズン展開されるラインナップでは、個人的に“ブルゾン”の類いに

グッと来るものが多く、今回も期待に違わぬアイテムだったように思います。

 

(マンパってブルゾン?という疑問はこの際置いておきましょう)

 

 

好感触は私だけのものでなく、展示会での反響もすこぶる良かったそうでして、

次のシーズンでも展開があったことから、内外で手応えを感じた関係各位。

 

当店のお得意さん間でも良い評価を頂けています。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(キャメル)

“camel”

 

 

 

マウンテンパーカと言えば、某シェラ〇ザインズでも著名な名プロダクト。

 

何を隠そうこの私でさえ、中学時分にお世話になっていたという代物。

ブレザーの上にオレンジのシェラ、校則違反ではなかったようです。

 

 

偉大なる先駆者に続けとばかりに、現在でも各社様々なモノがリリースされていますが、

今回のFUJITOモデルから抱いたのは、“アメカジ風情を感じさせない・弱い”ということ。

 

そう思ったのはいくつかのディテールでした。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

広義で言うところのマウンテンパーカですが、更に突き詰めて見ると

フィッシングパーカ

の形容が相応しいところのアイテム。

 

いの一番に挙げられるポイントが、↑斜めに走らせた“二段ポケット”です。

 

 

 

通常のマンパでしたら、4つの四角いポケットが前にドカンと付いているのが

デフォルトでしょうが、こちらはウェルトタイプということで収納は内側に。

 

よりすっきりとしたヴィジュアルかつ、今どきのアウターシェルにも通じそうな

スマートさが、大きな特徴になっています。

 

 

クラシックなフィッシングパーカでは、前身の大きなポケットが

荷物入れ&防風・保温(モノを入れることで前からの風を遮断する目的)でも

あったので、その辺りへのオマージュを兼ねているかも知れません。

 

もちろん斜めジッパーなのは、片手で上げ下げする時

ワンアクションで済ますための、機能面にも配慮したディテール。

 

リボンテープのジッププルも、手袋したまんまでも摘める名残りですね。

 

 

テープに関しては配色替えの意もあるので付いていた方が素敵ですが、

不要でしたら簡単に取り外せますので、お好みでお願いします。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(キャメル)

 

 

 

 

この辺こそFUJITOならではのデザイン、と力強く言えるフード~ショルダーライン。

 

 

 

元々のマウンテンパーカでしたら、ラグランスリーブがデフォルトなところ、

ピース付きの“セットイン&前振りスリーブ”な提案は、FUJITOさんらしさあふれる

ポイントかつ私のお気に入りディテールのひとつ。

 

ちょっぴりベルス〇ッフ入った感じ、やはり思い入れが湧いてしまいます。

 

マウンテンパーカが連想させる大味感?が薄まり、

シャープにスタイリッシュな見てくれにつながる、大事なディテールです。

 

 

 

スタイリッシュさを更に増してくれるのが、“フード”にもあろうかと。

切り替え(継ぎ目)を多用した縫製なため、頭部にジャストフィットするフォルム。

 

 

これも本来は上からメットをかぶれるよう小さく仕上げつつ、

背中に下ろした時でもコンパクトに収まっているので、

ヴィジュアル的なミニマルさにもつながる、隠れ秀逸デザイン。

 

フードの形状には一家言ある、これまた私のフェイバリットなポイントです。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(ネイビー)

 

 

 

 

タテ入れのデカめマガジンポケットに、ヨコ入れの小物収納向けポケットも完備。

 

生地も純粋なナイロン生地でなく、ロクヨンに通じるような綿ポリなだけに、

ほど良い厚みと硬さが頼りがいのあるファブリックになっています。

 

 

別売りのライニングは未用意ですが、ポケットの袋布も加えた『4層レイヤード』は、

私のような着膨れ大臣?でも充分な防寒に。

 

今時期ならローゲージのニットや、カバーオール・ツイードのジャケットの上から

バサッと羽織る、もちろんシーズンレスなアイテムですので、

春先でも重宝するのは請け合いでしょう。

 

 

 

 

 

FUJITO(フジト) マウンテンパーカ(キャメル)

 

 

 

 

マウンテンパーカのワードだけで見ると、アメカジ寄りの普遍的なアイテムな

印象の中、自分の見立てでは“ブリティッシュ”なニュアンスをそこかしこに

感じさせる辺り、いつも以上に好感を覚えました。

 

 

当時血眼になって探したバーグハウスやベルスタッフのヴィンテージ、

レトロなアウトドアものに通じる雰囲気があるようにも。

 

限られた古着フリークの方に共感を得られるとうれしい限り。。

 

 

 

 

前評判の高さから入荷が待たれたFUJITOのマウンテンパーカ。

馴染みのあるアイテムに、新鮮なアレンジが加わった

力作だと思っています。

 

熱っぽく語った今日の投稿が、何かの役に立ちますと幸いです。

 

 

宜しくお願いします。

 

 

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