小説
昨日の花の香りの正体が判明しました。
環境省が音頭とってやっている
「かおり風景100選」というのにも選ばれているんですね。
・・・6月に黄色の淡い花を咲かせるようです。
ほのかにあまい香り。
さて今日は本の紹介をします。
ポール・オースターってご存知でしょうか?
僕自身、あまり現代作家でさらにアメリカ文学って
そうそう読まないのですが、この人だけは結構読んでますね。
もともと「スモーク」とか「ルル・オン・ザ・ブリッジ」の映画から
入った口なんですが、
前にも書いた柴田元幸氏の名訳もあって
結構読んでいると思います。
ニューヨーク三部作(『シティ・オブ・グラス』、『幽霊たち』、『鍵のかかった部屋』)
の一風変わった推理小説の体裁や、 ひとつの事件からアメリカと言う国、
そして希薄になりがちな人のつながりを淡々と描いた
簡潔な文体で読みやすいですし、フランス語に精通しているので
どことなくヨーロッパを感じさせてくれる作品な気がするのも、
好きな理由のひとつ。
「リヴァイアサン」なんか映像化されても良さそうなものですけど。
映像化ついでに言うと「ルル・オン・ザ・ブリッジ」なんか、
僕の好きな俳優ハーベイ・カイテルや、怪優ウィレム・デフォー
(この人いつ、なに見ても最高!)
が出演している、小品ながら佳作な映画を監督してたりもします、はい。
主要な作品は文庫本で出てますので、
百聞は一見にしかず。
お時間があるときにぜひどうぞ。
「5minutes-Lab」から、ぜひどうぞ。