EEL “NYBD・French Linen”
EELの「NYBD」をご紹介します。
先立って入荷してきたモノを、数日前にひっそりとアップ。
ところが先週の段階で、
『新作のマドラスチェックのシャツ、それもリネンのがキテいるらしい』
といった評判が立っていることを、昨日初めて知ることになります。
早くやっとけよオレ...と反省しつつ、遅ればせながらのご紹介、
以降進めていきます。
まずは“NYBD”のご説明から。
EELの定番ラインナップですと、「リンカーン」・「ランカラ」・「陶器釦のシャツ」が、
代表的なアイテムとして挙げられます。
襟型の違いは言うに及ばず、それぞれディテールやシルエットに特徴を持たせて、
ロングセラーを続けている名品になろうかと思います。
各シーズンでそれらに続くコレクションがリリースされるわけですが、
春に初めて提案された中では、かなり評判の良かったシャツでして、
今後の準定番ラインナップへと昇格。
展示会で見た素材感の良さもあって、当店でもご用意した次第です。
EELでは数年前から、テーラード提案の別ライン(=TIED UP PLEASE)
をリリースしていますが、それに伴いまして、
本格的なドレスシャツを製作する工場で、
メインラインのいくつかのアイテムも手掛けています。
その流れを汲んだのが、こちらのNYBD。
商品ページで触れていますように、運針の細かさに始まる
縫製の丁寧さをそのままに、カジュアル寄りなファブリックで落とし込む。
その辺のさじ加減はEELならではといったところでしょうか。
EELをご愛顧頂いています方にバクっと簡単にお伝えしますと、
「リンカーン + ランカラ ÷ 2 =NYBD」
になろうかと思います。
かなり大雑把な捉え方なのですあれですが、
リンカーンよりやや小ぶりにしたボタンダウンの襟型に、
ランカラシリーズに近いボディのサイズ感やシルエットというのが、
NYBDを端的に表わしているはずです。
定評のあるシリアスな部分は残しつつ、
時勢にあったゆとりのあるシルエットは、好意的にご覧頂けるところ。
リネン生地でバツバツの細身ですと、
透け方が強く出る他、生地にテンションが掛かって破れますので、
この辺りも理に叶った提案になっていると思います。
私だけでなく、多くの方はコッチの方がグッと来てしまうことでしょう、
眉目秀麗な“フレンチリネンのマドラスチェック”、
ここに尽きるんじゃないかと。
今シーズンはトレンド的な事も踏まえて、イエローやオレンジといったカラーを
店頭でもご覧頂けますが、その辺をよりハッキリと感じて頂けるのが、
今回のNYBD。
『EELのリネンはフレンチです』
というのも、ここ何年かの傾向になりますが、
フレッシュでフルーティな後染めカラーが多かった中、
こういう落ち着いた向きのマドラスは、個人的にも大歓迎。
ちょっぴり大きめな期待を寄せています。
(余談ですが、「WOVEN MOONLIGHT」だけでグッと来てしまう。
なんか神秘的じゃないですか?ん~ロマンチスト。)
ささっとひとまず撮影してみましたが、まずはこんなところで。
靴の色はさておき、昔からこんな組み合わせが多かったような。
好みってあんまり変わらないんですね。
ということでお送りしてきました、EELの新作シャツ=NYBD。
何色かラインナップされていた中ですと、コンサバ志向?もあり、
やはりネイビーをベースにしたものを選んでしまいます。
結果的に似たような品揃えになっても、
それはそれで良しと言い聞かせている日々。
そういったことをのぞいても、カラーリングやスタイルを含めて、
共感頂ける部分が多そうな予感のあるアイテムです。
そろそろリネンアイテムが気になり始める頃。
どうぞじっくりとご覧になってみてください。
宜しくお願いします。