FUJITO “Ikamune Shirts”
FUJITOの「Ikamune Shirts」をご紹介します。
FUJITOの定番シャツと言いますと、B.Dシャツがまず挙げられるかと思います。
ロングセラーを続けるアイテムに、割って入りそうな勢いを見せたのが、
先シーズンデビューしていたIkamune shirts。
準定番へとジャンプアップし、今季のラインナップに加わりました。
で、横着というの名の時間短縮のアクション、
恒例の『プレイバック Ikamune shirts』ということで、
まずは過去ログから振り返ってみましょう。
↑ひと通りお読み頂けたかと思いますので、本題に入っていきます。
今回から大きく変わったのが、その製作方法。
B.Dシャツのラインナップと共通する、「ハンドソーイング」を随所に用いています。
簡単な話、“セミハンドメイドのシャツ”ということです。
細かなディテールチェックは、この後にまとめ画像を載せておきますが、
やはりドレスシャツの工場で作っているとあって、「運針」がこまかい。
運針というのはステッチワークのことを指すんですが、
1cmあたりに何針打ってあるかでこまかさを測ります。
Ikamune shirtsではその数、9針。
当店取り扱いのJ.Mが7針ですので、その繊細さがわかるんじゃないかと思います。
運針がこまかいことのメリットは、耐久性の向上やパッカリングの抑制など、
着心地や美麗なヴィジュアルに直結しますので、
その辺も一般的なカジュアルシャツとの違いになってくるはずです。
ハンドメイドのディテールは、この画像が適切かと思います。
シャンブレーの方が分かりやすいんで、こっちにしときました。
これも以前のブログで触れていたところですので、そちらも要チェックにて。
グリカンやネマワシといった、呪文?をご覧頂けます。
*「FUJITO B.D Shirts “White Oxford”」
(文中、そのさらに前のブログへリンクさせてますので、必ず飛んで見てください)
あと個人的に嬉しかったのが、↑この仕様変更。
自分も以前からB.Dシャツを愛用している身ですが、
腑に落ちなかったのが隠しボタンダウンの処理の仕方。
由々しき問題として、どうにかならんかなぁというのを感じてました。
それが今回から改善。
そう来ましたか~という納得のアップデート。
芯地を貼ってのステッチ囲いね、なるほど。
自分の悩みを解消しているモデルを手に入れられる方、
うらやましいのひと言です。
あと勢いに任せて、コーディネイトページも更新しています。
特に複雑なことはせず、至極真っ当というか普通なスタイリングですが、
案外普段の自分はこんなところですので、便利な言葉として名高い、
『等身大』な感じなんだと思います。
“基礎があってこその応用”はどの分野にもあてはまりますが、
そんなことを思い返しながらあーだこーだ撮影していました。
以上長々とお送りしてきたIkamune shirts。いかがでしたでしょうか?
FUJITOが提案するシャツ、全般的な特徴として
『パッと見ベーシック。ただ細部はそうそう見かけない高度な作りこみ方』
というのが挙げられると思います。
世に言う良いシャツというのは、凝った(高い)生地を使っているのが
分かりやすい指標でもあるわけですが、実際のところは
織りネームが付いてないと正直分からないと思います。
そういう看板に惑わされないスペックを備えた、FUJITOの一連のシャツ。
自分は断固支持していきたいと、改めて思いました。
なんか固い感じの締めですいません。。
取り急ぎ、ご覧になってみください。
宜しくお願いします。