最近。
Brad Mehldau “Highway Rider”
たまにお送りしています、極私的なナウプレイングコーナー。
不定期更新で恐縮の、最近聴いている音源の紹介。
久しぶりにいってみようと思います。
前回シューゲイザー~ブラジリアン・ジャズ~クラシックという、
良く言えばクロスオーバーでハイブリッドな鑑賞姿勢、
裏返せば何でもありのミーハー感もあったのではと思います。
その辺りを反省してか、はたまた身体が欲していたのか分かりませんが、
比較的落ち着いたものを聴いてたような気がする、ここ数ヶ月。
ということでの、ブラッドメルドーのハイウェイ・ライダー。
最近のお気に入りなヘビーローテーションです。
ブラッドメルドーに関しては、数年に一度の周期で熱に浮かされますが、
評判どうりの内容で大満足。
ジャケットを含めたアートワークも最高です。素敵。
メルドー作品ですと、「House on Hill」と「(Metheny Mehldau)Quartet」を
よく聴いてますが、
今んとこのトップランクに上げられる作品といったところでしょうか?
Ulises Conti “Los Acantilados”
ヘビーローテーション2枚目は、↑の作品。
ウリセス・コンティのロスアカンティラドス(読み方あってんのかな?)。
これもよく聴いています。
この方、“アルゼンチン・ポスト音響派の貴公子”(笑)という
紹介がされてましたが、映画のサントラのような室内楽の響きが、
何とも心地良い一枚。
タイトルが“断崖絶壁”を表すそうで、
波が打ちつける荒涼とした感じもやんわりあるような。
あとご本人が洒落たヴィジュアルなのも、
好感が持てるところでしょう。
Juana Molina “Wed 21”
アルゼンチン音響派と来れば、この方は外せないところでしょう。
“歌姫”ということで、ファナ・モリーナの今んとこの最新作。
飽かずに聴いています。
自分も初期2作から入ったクチですが
(それについては昔取り上げてました→)、
独特の音世界の展開に、目(耳?)を離せずにはいられない
アーティストだったりします。
今回もエレクトロ味が強めですが、結局クセになってしまう世界観。
エフェクターをぺこぺこ?踏む演奏の様子が好きで、
映像も良く見ています。
ということでお送りしてきた、月イチ改め(..)不定期コラムの『最近。』。
裏テーマで音響派ってとこも見え隠れするので、
次回は“中心人物”のモノ・フォンタナに行くかと思いきや、
ここ最近妙に気になっている、
『にせんねんもんだい(Nisennenmondai)』
という人たちなど、聴くべきものがまだまだ残っているなと、
ひとり意気込んでいます。
またお時間あるとき、駄文にお付き合いくださいませ。