「海辺のカフカ」
が怖くて読めません。
オープンの準備を始めた頃、比較的時間があったので
話題にもなってたしとりあえず読んでみるかということで
家に置いてあった文庫本を読み始めたわけです。
がしかし...
上巻に確か
「戦時中の山の中で子供たちが失神する(うろ覚えですが)」
描写があったと思うのですが、
そこがあまりにもリアルというかなんというかで
気持ち悪くなっちゃったんですね。ものすごく。
あれ以来開いてもいませんもん。
村上春樹さんの作品ほとんど読めてませんが、
真に迫る描写力を文字通り「体験」させられたのは
やっぱすごいぞと。
ある人のエッセイで
「数ある表現形態の中で、小説家こそが最強ではないか」
というのを読んだことがあります。
個人的には映画が総合芸術としてトップだと
思っていたんですが、そう言われるとそうかもしれません。
直接の映像や音楽ではなくて、
文字・文章だけで色々なイメージを連想させて
物語に引き込ましてしまう力があるのが
小説家なんじゃないかということ。 納得しましたね。
ですけど「海辺のカフカ」、やっぱ怖くて読めなさそうです。
ビビリですか...