FUJITO “Reversible Quilting Vest”
FUJITO “Reversible Quilting Vest”
FUJITOの「リバーシブル キルティングベスト」をご紹介します。
『あれ?コレもう紹介済みでは?』な方もいらっしゃるかもしれませんが、
どうも単発でブログに掲載した記録が見つからないだけに、
あえて忘れていたフリをしていただけかも知れません。
機は熟したということで、話を進めていきます。
FUJITOの方から頂いたカタログや画像の方でも、スタイリングの要として、
様々取り上げられているツイードベスト。
フードコートと共に、今シーズンのキーアイテムな位置付けのものです。
“実用的なアイテムに、ブリティッシュな薫りをまとわして”
なコレクションテーマを、如実に反映したアイテムのひとつというのは、
間違いのないところかと思います。
シンサレートの中でもハイグレードな、『HI-LOFT』を中綿に採用していまして、
抜群の保温性と軽さに関しては、言うに及ばないほどに優秀なものです。
で、最新のダウンものとは異なる“スクエアキルティング”というのも、
おすすめしたいポイント。
中綿等の詰め物を安定させるためのキルティングですが、
当時は中綿を固定させるための苦肉の策からの製法でした。
ツイードという素材の質感を踏まえて、クラシカルな製法で仕上げる。
今回のキルティングベストには、ベストマッチなやり方だと言えるでしょう。
今回改めて感心しつつ、勉強させてもらったのが↑のディテール。
ヴィンテージのアウトドアウェアに見られるものでして、
ボタンにループを引っ掛けて、襟元に開放感を与えるディテールです。
コレに関しては諸説ありますが、中にこもる熱を逃がす機構として、
あるいはジャケットのラペルのように見立てて、
ちょっとしたハレの場(フォーマル寄りの席)でも着られる意図だとも
言われています。
この辺はもう少し追求していきますが、個人的に歓迎しているのが、
スタイリングの幅がグンと広がるなぁということ。
ここしばらくはシャツとの組み合わせが、フェイバリットになっていたりします。
あと、こまかな点で気に入っているところが、↑裾周りのデザイン。
シャツの裾を思わせるようなカッティングが光ります。
これ、ほんとに秀逸だと思うんですが、
スクエアボトム(裾がまっすぐ)のダウンベストって、ダブルジップにしないと
腰周りがやたら窮屈な場合があるのですが、
まずはそれが解消出来ている。
加えて前後差のあるラウンド裾にしたことで、裾出しで着る
シャツの末端と並列のラインが描けているのが、
個人的にはかなりグッときました。
ブロック(?)一列分の気配り。感心しているポイントです。
リバーシブル出来る良さは、スタイリングの幅を広げられるのは
もちろんですが、↑こういったラインニング代わりに着こなすとき、
メリットを感じて頂けます。
上から羽織るアウターの袖通しに干渉しない、スルっとスムーズに
脱ぎ着出来るのは言わずもがな。
ナイロンものからモールスキン・ギャバジンの厚手コットン系、
あとはゴム引きのハードコート辺りまで、
ライニングとしてカバー出来るように思います。
(マッ〇ントッシュの薄いキルト地だと、どうも心細いので。。)
季節柄も手伝い、ちらほら街中でも着ている方を見かける
ベストもの。
ご紹介のタイミングを忘れていたかい(?)がありました。
よく見ると、FUJITOの別アイテムのコーディネイトに
頻発していますので、online-shop内でもそれなりに
ご覧頂けるかと思います。
さらに本日も↑な具合で、更に撮影を進めています。
長くなってしまいましたが、
FUJITOのリバーシブル キルティングベスト。
スポーツやアウトドアテイストのそれとは違う、
普段にスタイリングに取り入れやすい品の良さというのも
魅力のひとつだと思います。
商品ページ・コーディネイトページを含めて、
じっくりとご覧になってみて下さい。
どうぞ宜しくお願いします。