Only One。
ITALIAN MILITARY COMBAT PANTS “Size46”
興味深いものが紛れてましたのでご紹介します。
入荷以来、異色のアイテムとして存在感を醸し出しています、
イタリア軍パンことフィールドパンツ。
私自身も愛用しているからかは分かりませんが、
おおむねご好評頂いています。
そんな中、デッドストックならではと申しましょうか?ラテンの気質の表れか?
一本だけですが変わったモノが出てきましたので、以下進めて行きます。
一本だけ紛れていた70年代製ですが、新しい年代の物にはない、
かなり丁寧な縫製や仕様の異なるディテールが見られます。
後期の量産品には見られない、ヴィンテージアイテムに通じるような
ポイントを結構備えています。
↑を見たとき、自分は「製造元がもしやM.C.M!?」と思ったのですが、
どうもそうではないようです。
幼き頃から知っているM.C.M。
どうも『オカンが着ているコピー品』(?)のようなイメージが強いのですが、
当時はドイツの生んだ高級ブランドなだけに、
淡い希望を抱きましたがさにあらず。
特にその事実関係はない模様でした。
こちらを先にお伝えするべきでした。
バイカーズウェアよろしく、“膝パット”が入っています。
80年代以降ですと、単なるニーパッチに留まっていた部分ですが、
年代や製造元が異なることで、大きな仕様変更が見られます。
匍匐(ほふく)前進や立ちヒザを突いたときに、
ダメージが緩和されるようクッション性を設けたと言うことでしょう。
レイトモデルはシングルステッチですが、アーリーモデルの↑は
クロスステッチなあたりも、関心を持って眺めていたところです。
このあたりは、ヴィンテージアイテムに通じるところでしょうか。
サープラスもので見るとは思わなかった“ailee”のジッパー。
60~70年代製のadidasのヴィンテージジャージで
見かけることの多かったジッパーブランド、まさかの再会でした。
おまけに綿のヘリンボーンテープというのも衝撃的です。
こういうことからするに、由緒あるアパレルブランドを請け負う工場で
作られたのが予想されますが、その辺りはすぐには判別出来ませんので、
今後の調査結果をお待ち頂ければと思います。
↑は分かりやすいところですが、ベルトループの精密さも結構違ってました。
個人的にはラテンな気質を鑑みれば、ラフに作ってあるほうが
イタリアっぽくて好みではあるのですが。。
というような具合でお送りしてきたオンリーワン、いかがでしたでしょうか?
自分の所有しているのもレイトモデルなこともあり、
さほど気にはしていませんでしたが、意外と個体差・年代差・製造元差が
見られたことから、興味深く眺めています。
ファッションアイテムとして捉える、コレクターズアイテム的側面から捉えるなど、
サープラスの楽しみ方も色々あって良いように思っています。
ここではお伝えしきれい、ユニークな部分もありますが、その辺は真のフリーク?
にお話出来ればと思いますが、果たして現れるものか...
どうぞ宜しくお願いします。