5minutes Living ~イギリス軍コロニアルチェア~

2009.03.30 / アイテム

 

 

 

 

5minutes初のインテリア/エクステリア関連のアイテム、

ヴィンテージの「イギリス軍コロニアルチェア」が入荷しました。

 

 

 

コロニアルチェアと言って良いものか分かりませんが、

イギリス軍で使用されていたフォールディング(折り畳み)

出来るアルミ製のチェアで、

イギリス軍が植民地統治時代に考案したノックダウン構造

(簡単に分解・組立が出来て持ち運べる作り)

のチェアを踏襲したものなので、そう呼ぶことにします。

 

 

 

このコロニアルチェア、アルミ製でものすごく軽く、

分厚いキャンバス生地や木製の肘掛部分など、

見た目だけでもヴィンテージな雰囲気を醸し出していますが、

インテリア的に見ても、世の中の名品と言われているイスの元ネタとして、

知る人ぞ知る存在のものです。

 

 

一番有名な所だと、ル・コルビュジェ

(とピエール・ジャンヌレとシャルロット・ペリアンですね)の作品

「LC1 スリングチェア(バスキュラントチェア)」

もこちらを元にしたと言われてますし、

北欧系だとオーレ・ヴァンシャーの「No.149」などは、

そのままコロニアルチェアと呼ばれていたりと、

イージーチェアと呼ばれるジャンルのイスたちは、

だいたい影響を受けている代物です。

 

 

 

新作商品の入荷の中の一品でしたので、ザクザク拭いたくらいで

まだ詳しく見ておらず、ノックダウンっぽいけど本当にバラせるのか?とか、

年代は?お値段は?等疑問ばかりなものなんですが、

名作チェアの影にはコイツあり!なストーリーや機能性の高さ、

そしてもちろん座り心地の良さまで、

そのプロダクトとしての完成度の高さは、

素晴らしいの一言に尽きると思います。

 

 

決してエル・デコあたりで

「今年の注目チェアはコレ!」

みたいなことにはならないとは思いますが、オリジナルだけが持つ

雰囲気だけでも味わって頂ければと思います。

 

近日中には「Dead Stock & Vintage Collection(デッドストック・ヴィンテージ コレクション)」

にアップしたいと思います。

 

 

 

「キューブリックが『バリー・リンドン』の撮影時、

アシスタントの用意したディレクターズチェアが気に入らず、

蚤の市で見つけたこのイスに座っていた」

 

「ダニー・ボイルが『スラムドッグ・ミリオネア』の撮影時、

アシスタントの用意したディレクターズチェアが気に入らず、

屋台に置いてあったこのイスを拝借して座っていた」

 

 

 

えー、これは全部フィクションで僕の想像上のことを

書いてみただけなんですが(笑)、

そういう風に言われるとそうかもしれない、と思わせる魅力が

このイスにはあると思います。

 

 

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